こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「ウコギ科三兄弟の山菜」についてのお話です。
我が家では毎年4月下旬頃になりますと、山菜を採りに家族が我が家の山に入るのですが、昨年から私も同行するようになりました。
今年は春先から気温の高い日が続いておりましたので、昨年より10日も早く山へ向かいました。

山へ入る準備
ヘルメットと熊鈴

ご存知の通り、近年日本各地でクマの活動が大変活発になっており、私が住んでいる秋田県はその筆頭のような土地ですので、丸腰で山に入る訳にはいきません。
野性のクマ相手にどこまで通じるのかは不明ですが、ヘルメットと熊鈴は必須です!
また、山菜の木々はトゲトゲしておりますので、トゲが刺さりにくい厚手の手袋も必須です。

タラの芽とコシアブラ
タラの芽とはウコギ科タラノキ属の落葉低木・タラノキの新芽のことで、山菜の王様と言われております。

ウコギ科コシアブラ属の落葉小高木または落葉高木・コシアブラは、強い香りとコクのある若芽がタラの芽と並ぶ山菜として知られており、こちらは山菜の女王と呼ばれております。

この日、タラの芽はそこそこ収穫できたのですが、コシアブラは気持ち早かったようでほとんど収穫できませんでした。
ということで、4日後に再び入山!
タラの芽の収穫量は昨年よりは落ちましたが、それでも相当の量が採れました。

しかし、コシアブラはすでに成長してしまった個体も多く、例年に比べて少なめの収穫となりました。
タラの芽とコシアブラは収穫時期が2-3日程ずれておりますので、良き時機を見定めるのは非常に困難。
理想は毎日の入山ですが、気力・体力・時の運(クマ遭遇)は有限ですので、我が家は1シーズンに2-3回の入山に留めております。

なお、タラの芽はぷっくりと膨らんでいるものをメダラ(女ダラ)、トゲトゲが多いものをオダラ(男ダラ)と呼んだりするのですが、タラの木にはイチョウのようなオスメスは無く、オダラはタラの木の変異種とされております(学名も違います)。
オダラは山菜特有のほろ苦い味がするのですが、メダラの苦味は控えめとなっております。

2025年の収穫

2024年のブログにて、今年の収穫量は過去一番!とお伝しましたが、昨年もそれに匹敵する量が採れました。
お陰様(?)で、年々タラの芽料理の品目が増えていっております。

ハリギリ

タラの芽と思って引き寄せたものの、何かが違う。
タラの芽よりトゲが大きく、芽はツルッとしている……、君は誰だい???
調べてみたところ、こちらはウコギ科ハリギリ属の落葉高木・ハリギリ(針桐)という木であることが分かりました。

ハリギリはケヤキに似て柾目(まさめ)が美しいために建築材として重宝されるのですが、新芽は山菜として利用されることもあります。
ハリギリはタラの芽やコシアブラに比べて圧倒的に数が少なく、今回は3本しか見つけることができませんでしたが、じっくりと探せばもっとあるかも。
タラの芽とコシアブラ、ハリギリの3種はまとめてウコギ科三兄弟と呼ぶらしく、我が家の山には全てあることが確認できました。
で、肝心の味はと言いますと、山に入った時点ではハリギリの知識がなかったため、収穫と実食は来年以降のお楽しみとなりました。
食い意地を張って、お腹を壊す訳にはいきませんので。
ハリギリの新芽はタラの芽やコシアブラに比べると苦味が強いとのことですので、苦味大好き人間としては待ち遠しい限りです。
ゼンマイ

ゼンマイ科ゼンマイ属の多年生シダ植物・ゼンマイ。
ゼンマイは水気の多いところを好むため水際によく出現する植物で、我が家の山の中でも湿地のような場所に群生しておりました。
春に芽生える栄養葉は山菜として食されるのですが、女ゼンマイと呼ばれるものは美味しく食べられますが、男ゼンマイと呼ばれるものは食用には向いていないそうです。
上記画像のゼンマイはどっちなんだろ?
山菜の料理

山菜料理の基本中の基本、天ぷら。
どう調理して良いのか分からない場合は揚げてしまえ!でございます。

揚げ物ばかりでは胃腸に負担がかかりそう、となってきたらば和物の出番です。
黒胡麻和えと白胡麻和えに外れはありません。
卵のう
ヒキガエルの卵のう

山中の水たまりに、長いヒモ状のゼリーに包まれた黒い小さな卵がたくさん産み付けられておりました。
恐らくヒキガエルの卵のうだと思うのですが、その数たるや……。
ヒキガエル自体は珍しいカエルではありませんが、繁殖地は意外と知られておらず、都会では探すのも一苦労とのことですが、我が家の山では一歩入ればバーゲンセール状態でございます。
クロサンショウウオの卵のう

ヒキガエルの卵のうがない水たまりには、クロサンショウウオの卵のうがこんもりとありました。
アケビの果実のような形をした乳白色の卵のうは、一対(2房)で水中の枝や石に産み付けられるのですが、白濁しておりますので中の卵は見ることができません。
なお、卵のうの産み付けは一つの水たまりに一つの生物、と棲み分けられておりました。
一緒の水たまりでは、お互いがお互いのエサになりそうですからね。
まとめ

今回は「ウコギ科三兄弟の山菜」についてご紹介しました。
昨年に続いて二度目の山菜採り、感想を一言で表すならば……、誠におもしろい(体力必須、それ以上にクマ警戒必須)!
あっ!あそこにタラの芽がある!
あっちにはコシアブラがある!
あっちにもこっちにもある!
と言った具合に浮かれながら採取するものですから、山菜採りの迷子が減らないわけですよ。
クマを警戒しながらの山菜採りは非常に神経を消耗します。
山菜を見つける → 辺りを警戒(鈴を鳴らす) → 山菜を採る → 辺りを警戒(鈴を鳴らす) → ∞
永遠とこれの繰り返しです。
さらに、我が家の山は年々木々の生い茂りが激しくなってきており、歩くのも一苦労(上記画像参照)。
さて、いつまで続けようかな。


