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スミレの閉鎖花 – 昆虫の助けはいらない!?自家受精によって増えるお花

写真:タチツボスミレ

こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。

今回は「スミレ」についてのお話です。

目次

スミレとは?

写真:スミレ(マンジュリカ)
マンジュリカ

スミレ科スミレ属の多年草(山野草)・スミレ(菫)

スミレは、狭義にはマンジュリカと呼ばれる Viola mandshurica という種を指しますが、一般的にはスミレ属の植物の総称として使用されております。

ナデシコの呼び方と似ておりますね。

スミレは日本列島に広く見られ、日当たりのよい草地や土手、道端などに自生しており、隙あらばどこにでも姿を現します。

花期は春で、葉っぱよりも高く伸びた花茎の先に花径2cm程のお花を1輪咲かせます。

花色は豊富で紫色や赤紫色、黄色や純白のものがあり、また、筋が入る種類もあります。

なお、植物界最強の毒花であるトリカブトも、スミレと同じ「菫」と漢字で表示されることがあります。

タチツボスミレ

写真:タチツボスミレ

我が家の敷地内でも春になりますと至る所でスミレが咲き始めるのですが、最も多く咲く種類は、日本で目にする機会が多いスミレの一つであるタチツボスレミレ(立坪菫)です。

タチツボスミレの花色はスミレ色というほど濃くはなく、薄紫色となっております。

写真:タチツボスミレ

エビネの時と同様に、クマガイソウのために与えた肥料のおかげか、クマガイソウ周りのタチツボスミレの成長が著しかった今春。

鬱蒼としてしまいそうですので、間引こうかと思います。

ツボスミレ

写真:ツボスミレ

ツボスミレは、長く伸びた花茎の先に小さめの白いお花を咲かせるスミレで、ニョイスミレとも呼ばれております。

タチツボスミレと同様に、日本で目にする機会が多いスミレの一つです。

少し湿った場所に生えますので、我が家の庭でも木々の影となる場所にて育っております。

写真:ツボスミレ

閉鎖花

写真:スミレの閉鎖花

スミレは花後に閉鎖花(へいさか)と言う咲かないお花を作り、その中で自家受粉によって種子を作ります。

そして熟した種子は、3つに分かれた鞘から弾け飛び、お仲間を増やしていきます(下記画像参照)。

写真:スミレの種子が飛んだ後の閉鎖花

鞘に種子がびっしりと詰まった状態を撮影したかったのですが、なかなかタイミングが合わず。

スミレによる地道な種子蒔きは秋まで続きますので、いつか機会が巡ってくる、はず。

ちなみに、普通に咲くお花は開放花と言います。

コナスビ

写真:コナスビ

サクラソウ科オカトラノオ属の多年草・コナスビ

我が家のコナスビは、庭にてスミレに混じってスミレと同じような頃にお花を咲かせます。

雑草のようなものですが、今のところスミレの邪魔にはなっておりませんので放置しております。

しかし、スミレの邪魔になるようなら即行で退場となるでしょう。

まとめ

今回は「スミレ」についてご紹介しました。

スミレはお花か雑草か?

それぞれの考え方があるとは思いますが、我が家ではお花扱いです。

なぜならば

スミレはお花♪

というハハの一声があるからです。

スミレは我が家の敷地内で勝手に育っている植物の中で唯一救済措置を受けており、他の植物はどんなに綺麗なお花を咲かせようとも雑草扱いとなっております。

どこでハハが目を光らせているか分かりませんので、除草作業時はスミレを引っこ抜いてしまわぬよう、細心の注意を払っております。

写真:タチツボスミレ

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