こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「夏の花々」についてのお話です。
この時期になりますと、切り花となるような背の高いお花が見頃を迎えるようになります。
マユミ
ニシキギ科ニシキギ属の落葉広葉の小高木・マユミ(真弓)。
昨年のブログでマユミは雌雄異株であるとお伝えしたのですが、詳しく調べてみたところ、雌しべが短い個体があり、結実しにくい傾向にあるだけで、雌雄同株とするのが妥当とのこと。
そして、秋になるはずの赤い実が我が家で見られないのは、花が咲き終わった後に実となる花を剪定してしまっていたからのようです。
本来であればマユミの剪定は落葉と共に行うのが基本のようですが、我が家ではあらゆる木々を、家族が初夏にバッサリと剪定してしまいますので、このような悲劇(?)が起きてしまいます。
出来れば個々の木々に合わせて剪定を行えれば良いのですが、庭に畑に田んぼにと、あれこれと予定が立て込むようで、ざっくりとした剪定となってしまうのが実情です。
まあ、無駄に広い田舎の庭の管理なんて、こんなものです(笑)
なお、マユミの赤い実には毒があり、姑が嫁に食べさせて殺したという民話があることから、マユミは「嫁殺し」と呼ばれているそうな…。
シャクヤク
ボタン科ボタン属の多年草・シャクヤク(芍薬)。
今年はシャクヤクの生長が芳しくなく、生長途中で葉っぱが枯れてしまった個体もあり、結局一輪しか咲きませんでした。
来年こそは!
ムラサキツユクサ
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草・ムラサキツユクサ(紫露草)。
ムラサキツユクサは種がよく実り、こぼれ種でも増えますので、敷地内のあちらこちらで芽吹いている個体によく出逢います。
そのままそこで生長されても困りますので、大概は引っこ抜かれるか刈られて、短い一生を終えることとなります。
ナデシコ
ナデシコは、狭義にはカワラナデシコあるいはヤマトナデシコと呼ばれる種類を指しますが、園芸上はカーネーションを除いたナデシコ属の植物の総称として使用されております。
ナデシコ属の植物の総称としては学名のダイアンサスを使用することもありますが、我が家ではナデシコ属の植物はまとめてナデシコと呼んでおります。
我が家では多くの種類のナデシコが育っているのですが、今年は新たにアメリカナデシコ(別名ヒゲナデシコ、あるいはビジョナデシコ)が仲間入りしました。
アメリカナデシコは他のナデシコと違い、茎の先端に2cm程の小さな花が十数輪集まった花序を作ります。
アメリカナデシコには草丈15-20cmの矮性種もあるのですが、我が家のアメリカナデシコは草丈40-60cmの高性種で、切り花として使用しております。
名前にアメリカとありますが、本種はヨーロッパに自生しアメリカには自生しておりませんので、アメリカ経由で日本に導入されたものと考えられております。
ところで1年程前に、ハハがいつのものか分からないマツバボタンの種を花壇の隅にばら撒いてみたのですが、咲いたのはこのお花です。
どうゆうことかと言いますと、ハハがマツバボタンの種と思っていたものが、実はアメリカナデシコの種だったのです。
昨年芽吹いた時に、マツバボタンにしては葉っぱがのっぺりとしているなと思ったのですが、
種の入った袋にマツバボタンと書いてあったから、これはマツバボタンよ!
本当かな…
蘇る、ブラックベリーの悪夢…。
昨年は芽吹いた後に葉っぱを茂らせるだけで、それ以上の生長はなかったのですが、今春になりスクスクと生長していく姿を見て「絶対にマツバボタンではない!」と確信しながら生長を見守り続けていたところ、咲いたお花は誰がどう見てもアメリカナデシコのお花でした。
袋が間違っていたのか、ハハが間違っていたのか。
袋が廃棄された今となっては確認することはできませんが、切り花として重宝しておりますので、終わり良ければすべて良し、と思うことにしました。
オルレア
セリ科オルレア属の多年草(1年草)・オルレア。
後述するムシトリナデシコと競い合うように生長を遂げた我が家のオルレア。
ムシトリナデシコ共々、繁殖力が凄まじく、敷地内の至る所に種を飛ばしては芽吹き、花を咲かせております。
花壇が賑やかになるのは良いのですが、他の植物の生長の妨げになっていないかと、ちょっと心配しております。
ムシトリナデシコ
ナデシコ科マンテマ属の越年草・ムシトリナデシコ。
ムシトリナデシコは先述したオルレア共々、年々その生息域を広げていっております。
ちょっと広がり過ぎではないかとハハに進言したのですが、ハハはムシトリナデシコがお気に入りのようで意に介さず。
私のお気に入りオダマキさん(ミヤマオダマキ)宅に不法侵入しているようなので、こそっと間引こうと思います。
ヒペリカム
オトギリソウ科オトギリソウ属の常緑低木・ヒペリカム。
我が家のヒペリカムはクレマチス(品種:ベル オブ ウォーキング)と隣り合っており、同時期にお花が満開を迎えますので、辺り一体がとても華やかな雰囲気となります。
株が大きくなってきましたので引っ越しを検討しているのですが、今ある花壇や庭はすでに満室状態。
はて、どうしたものか。
まとめ
今回は「夏の花々」についてご紹介しました。
先日、我が家の敷地内から全て撤去したはずのフランスギクが、他の雑草に紛れて生長している姿を発見しました。
フランスギクよ、君に用はないのだ!
しつこい雑草を上回るしつこさで、駆除し続けたいと思います。