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大陸が違えば進化も違う!?超たいりくのいきもの展

写真:超大陸のいきもの展のパネル

こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。

今回は「超たいりくのいきもの」についてのお話です。

昨年に引き続き、今年も夏休みの期間中に甥っ子を連れて秋田県横手市にある秋田ふるさと村で開催されていた「超たいりくのいきもの展」と「カブト・クワガタキングダム」に行ってまいりました。

一か月以上も前のお話ではありますが、備忘録がてら記したいと思います。

秋田ふるさと村

営業時間9:30〜17:00
休業日施設メンテナンス休業日 : 1月中旬(10日間)
料金入場無料(有料施設あり)
住所秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46
お問い合わせ秋田ふるさと村
0182-33-8800
アクセス秋田自動車道 横手インターチェンジを降りて、すぐ左折
目次

超たいりくのいきもの展

「超たいりくのいきもの展」では、約3億年前に存在したひとつの超大陸「パンゲア大陸」に生息していたいきもの達の末裔が32種類展示されておりました。

超大陸に生息していた様々ないきもの達は、HiRマグマの大噴火の頻出によって陸地が分断され、それぞれの大陸環境に適応した形態進化を余儀なくされていったのですが、そんないきもの達が現在の五大陸でどのような変化を遂げたのか、いくつかご紹介したいと思います。

写真:シベリアシマリス

親戚はみんな北米在住のシベリアリマリス

シマリスの仲間は20種類とちょっといるのですが、ユーラシア大陸に生息するシベリアシマリスを除き、他の種は北米大陸に生息しております。

リスと言えば樹上にいるイメージが強いと思いますが、シベリアシマリスは地上でも生活を営んでおり、また冬の食べ物が少ない時期には地中の巣穴に潜って冬眠をします。

今流行りの2拠点生活の上をいく3拠点生活とは、我々人類の先を行く進化を遂げているようです。

写真:リチャードソンジリス

主にアメリカ合衆国南部に生息しているリチャードソンジリス

ジリス = 地リス、ということで地上で暮らすリスの仲間ですが、リチャードソンジリスはとても忙しないサイクルで生きております

♂冬眠から起きる → 草を食べる → ♀冬眠から起きる → 草を食べる → 繁殖 → ♂再び冬眠 → ♀子育て → 子が育つ → ♀再び冬眠 → 子は両親が寝た後も草を食べる → 親と同じサイズまで育ったら初めての冬眠

以上が1年のサイクルになるのですが…、メスのワンオペ育児が気になります。

ところで、上記画像のリチャードソンジリスはへそ天で爆睡という野生動物としてあるまじき姿となっておりますが、これも進化と言えるのでしょうか。

写真:コケガエル

主にベトナムに生息しているコケガエル

名前の通り体表がコケのようにモコモコとしておりますので、知らない人にはただのコケにしか見えないコケガエル。

暑いのが苦手で限られた場所でしか生息できず、また、擬態に特化してしまったせいか、強面な風貌に反して攻撃力は皆無でございます。

ではどうやって生きながらえてきたのか?

敵に襲われた場合は死んだふりをしてやり過ごすとのこと…。

分の悪い賭けのように思えますが、今日まで生きながらえておりますので、進化の仕方としては正解だったようです。

写真:デンキナマズ

主にアフリカに生息しているデンキナマズは、同じ電気魚である南米のデンキウナギと同じ祖先をもっております。

デンキナマズの最高電圧は最大400〜450ボルト、デンキウナギの最高電圧は600〜800ボルトにも達します。

ひぇ…。

見つめられるだけでドキドキです。

ワニですら感電させるほどの電撃を持っておりますが、無限という訳ではなく、充電切れになってしまうとただのナマズになってしまい、他の魚や動物の餌食となります。

ご利用は計画的に。

写真:マレーハコガメ

主に東南アジアに生息しているマレーハコガメは、お腹側の甲羅を動かしてフタをし、箱のようになることからこの名が付きました。

カメは危険を感じると、頭と手足を甲羅の中に引っ込めるのですが、マレーハコガメはお腹側の甲羅にある蝶番を使って甲羅を折り曲げて前後に蓋をすることができ、外からは中身を全く見えなくすることができます。

蝶番を持っているカメは他にもいるのですが、マレーハコガメほどピッタリと蓋をすることはできません。

どう言うことなのかは実際の画像を見ないと分かりにくいと思いますので、気になる本やネット等で調べてみてください。

コケガエルと同様に防御力に特化した進化を遂げたようですが、攻撃力はいかほどでしょうか?

オリノコマタマタ

最近までマタマタと言えば1種類のカメを指しておりましたが、遺伝子分析の結果、2020年にアマゾンマタマタとオリノコマタマタの2種類に分けられました

今回見ることができたオリノコマタマタは、主に南アメリカのオリノコ盆地に生息しております。

会場のオリノコマタマタはヨガのようなポーズを決めたまま微動だにしなかったため、スッキリとしたお腹側しか見ることができませんでしたが、背中側から見た場合、一度見たら忘れられないクセのある容貌を拝見することとなります。

フツーのカメがノコノコなら、マタマタはクッパ、のような感じです。

フツーの丸っこいカメさんの「丸」を全て「角」に変換するとマタマタの出来上がり!
そんな感じです。

写真:キノボリトカゲ

日本(奄美/沖縄諸島)に生息する唯一のアガマカ科のトカゲ、キノボリトカゲ

キノボリトカゲはアフリカ・アジア・オーストリアの3大陸に分布するトカゲです。

名前の通り木にくっついていることが多く、成体はかなり高い所まで登るので人目につきづらいのですが、幼体は低い場所にいることもあり、しばし人間のお子様による連れ去り事件が起きるようです。

まさか進化の過程で警戒心を失ってしまった、なんてことはありませんよね???

写真:クビワトカゲ

主にアメリカ合衆国中南部やメキシコに生息している、クビワトカゲ

胃が小さいため燃費の悪い草よりもお肉を食べて体力を保ち、時速25kmにもなる瞬足と跳躍力を活かして狩りに勤しんでおります。

上記画像のクビワトカゲは照明のせいで全体的に黄色っぽくなっておりますが、実際のオスは派手な黄褐色から青みがかった緑色をしており、メスは地味な褐色でございます。

写真:アルゼンチンテグー

主に南アメリカの東から中央部に生息しているアルゼンチンテグー

アルゼンチンテグーは大型トカゲ類の仲間で、正式名称はアルゼンチンブラックアンドホワイトテグーと言います。

食に対して貪欲ですので、とにかく何でも食べます。

美食なのか、悪食なのか。

写真:フトアゴヒゲトカゲ

主にオーストラリア大陸の東部〜中部に生息しているフトアゴヒゲトカゲ

見た目のいかつさとは違い全身を覆っているトゲはゴムのような感触で、地上で暮らす方向に進化したため、地を歩くことに特化した逞しい脚を持っております。

また、太陽の熱を得て効率良く体温調節を行えるよう、平べったい体型に進化しております。

写真:カメレオン

主にサハラ砂漠を除くアフリカ大陸に生息しているカメレオン

カメレオンはトカゲの仲間に含まれる群で、数千万年前から進化を続けてきたと言われております。

一生のほとんどを木の上で過ごす完全樹上性のため、地表は上手に歩くことができません。

カメレオンと言えば体色変化が得意のように思われておりますが、種によって変化する色には限度があり、変色するのはカモフラージュだけでなく、感情表現だったりもします。

カメレオンは枝を掴むために進化したミトン手袋のような5本指に、左右別々のものを見ることができる目を持っております。

次は一体どんな進化を獲得するのか楽しみですね。

カブト・クワガタキングダム

今年も「カブト・クワガタキングダム」では、世界中の様々なカブトムシとクワガタが展示されておりました。

もちろん一番人気は、みんな大好き!カブトムシの王様・ヘラクレスオオカブト

今年も凛々しいお姿を拝見でき、嬉しい限りでございます。

写真:ヘラクレスオオカブト

会場内には、七色に輝く世界一美しいクワガタとして知られるニジイロクワガタも展示されていたのですが、ちょっとした小競り合いを目撃しました。

勝負に美しさは関係がないようで、力あるものが勝者となります。

ニジイロクワガタは戦いの際、反り返った大顎で下からすくい上げる戦法を得意としており、この度の勝者もこの戦法で勝ち切りました。

苦手な方が多いと思いますので画像は載せませんが、昨年と同様にミルワームというウネウネ&ピチピチしたゴミムシダマシ科の幼虫と触れ合える場所がありました。

私はこの手のキモカワな生き物は苦手だったのですが、年々耐性が増していっており、今ではすんなりと触ることができます。

ちなみに今年も私以外は皆、その場から足早に去ってしまいました。

なぜだ???

まとめ

今回は「超たいりくのいきもの」についてご紹介しました。

やはり、知れば知る程、生き物というのは楽しいものですね…、ヘビ以外は。

写真:超大陸のいきもの展のパネル

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