こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「トラツグミ」についてのお話です。
今年のゴールデンウィーク中のある日の夜の事。
最近夜中に聞き慣れない音が聞こえるのよ!
また始まったよ…、今度は何!?
金属音っぽいのよ。
畑の風車(ウィンドスピナー)が回ってるんじゃない!?
ちょっと違うのよね…
はいはい、もう遅いからおやすみなさい…zzz
次の日の夜。
今日も聞こえるわ!
空耳、空耳。おやすみなさい…zzz
さらに次の日の夜。
やっぱり聞こえるわ!
そんなに言うなら、一応確認してみるかな…。
と言う事で、窓に耳を当ててみたところ…
ヒョ~~…、ヒョ~~…
えっ!?何この音!?不気味なんですけど!
どんな音かと言いますと、誰もいない真夜中の公園で、ブランコがひとりでに軋む音を想像してみてください。
その音です。
か細く低い金属の摩擦音のような音が、真夜中の暗闇からひっそりと聞こえてくるのです。
…ホラーです。
ハハよ、疑って悪かったね。
ところで、この音は何の音なのでしょうか。
調べてみたところ、この「真夜中に聞こえる、か細く低い金属の摩擦音のような音」の正体はトラツグミという鳥の鳴き声だと分かりました。
トラツグミとは
ツグミ科トラツグミ属の留鳥または漂鳥・トラツグミ。
トラツグミは漢字で「虎鶫」と書かれるとおり、体全体が黄色から茶色で虎のような斑点模様をしております。
地味なような派手なような模様が、森の中に溶け込むような色合いですね。
体長は30cmほどで、ヒヨドリ(後述)くらいの大きさです。
この鳥が、あの音を奏でるんですね。
鳴き声を気にしてしまったが最後、黙って寝ればいいものを、結局朝方まで聞いてしまったではないですか。
不気味な鳴き声も、慣れてしまうとカワイイものですな。
ヒヨドリ
ヒヨドリ科ヒヨドリ属の留鳥(漂鳥)・ヒヨドリ。
先日、我が家の敷地内の用水路にて水浴び(?)をしているヒヨドリを見かけました。
幼鳥なのかモコモコの毛に覆われておりハッキリと姿を捉えることはできませんでしたが、ツンツンしている頭頂部、黒くて先が尖っているクチバシ、褐色の頬といったヒヨドリの特徴が見られました。
用水路に降りては全身を濡らし、用水路から上がっては羽をバタつかせて乾かし、を幾度となく繰り返しておりました。
この日はとても暑い日でしたので、体を冷やしていたのだと思います。
まとめ
今回は「トラツグミ」についてご紹介しました。
田んぼや用水路に水が入ると真っ先にカエルが鳴き始めるのですが、今年はトラツグミの鳴き声の方が先に聞こえてきました。
カエルも何かを感じ取ったのでしょうか、鳴き渋ったようです。
これまで春先にトラツグミの鳴き声を聞いた事はありませんでしたが、来年からは風物詩となるかもしれません。
ドキドキ。