こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「春の味覚 – モウソウチク」についてのお話です。
モウソウチクとは
イネ科マダケ属の山菜・モウソウチク(孟宗竹)。
モウソウチクはタケの仲間の1種で、若芽(タケノコ)を山菜として食用にしております。
私が住んでいる地域では、例年田植えの時期あたりが収穫のピークですが、先日、知人からモウソウチクを3本も頂きました。
少し大きく成長しておりましたが、灰汁抜きを行って食べてみたら、とても柔らかくて美味しかったです。
タケノコは以前の記事でご紹介したワラビ同様、時間を追うごとに灰汁が強くなっていきますので、採取したらなるべく早く灰汁抜きをする必要があります。
ちなみに、モウソウチクのことを我が家では単純にタケノコとかモウソウダケと呼んでおります。
タケノコの灰汁抜き
以下は我が家のタケノコ灰汁抜きの方法です。
外側の泥のついた皮を2〜3枚剥きます。
根元の固い部分(ない場合もあります)と穂先5〜6cmを斜めに切り落とし、縦に深さ2〜3cmの切れ目を入れます。
深さのある鍋に重ならないようにタケノコを入れ、米ぬかと鷹の爪を加え、水を注ぎ入れて落とし蓋をして火にかけます。
タケノコ2〜3本に対して使用する米ぬかの量は1カップほど、唐辛子は1本といわれておりますが、例によって我が家は長年のカンによる分量のようです。
今のところ、大きな失敗はないようです。
最初は中強火にかけ、沸騰したら弱火にして1時間くらいじっくり茹でます。
根元の硬い部分に竹串がスッと入ったら、火を止めます。
今回は、タケノコ3本を一度に茹でる為に大きめの鍋を用意し、重みのあるガラスの蓋を落とし蓋として使用し、さらに上に蓋を重ねて吹きこぼれにくくしました。
タケノコが茹で上がったらすぐには鍋から出さず、茹で汁に浸けたままの状態で、最低でもひと晩(8時間以上)おいて、しっかり冷まします。
ひと晩たったら鍋からタケノコを取り出して、切れ目を入れた部分から皮を剥きとります。
穂先側は一気に剥かず、細長くなるまで皮2〜3枚ずつくらいを順番に剥いていきます。
根元側に固そうな部分がある場合は包丁で剥きとり、最後に水洗いをします。
灰汁抜きしたタケノコをすぐに調理しない場合は、保存容器に入れて水に浸した状態で冷蔵庫で保存します。
毎日水を取り替えることで、3〜4日ほどもちます。
タケノコを使った料理
土佐煮
タケノコと言えば土佐煮、土佐煮と言えばタケノコ。
まごうことなき逸品でございます。
タケノコとミズの炒め物
「ミズ」はシャキシャ&ネバネバ食感のクセのない山菜です。
シャキシャ&ネバネバという相反する表現ではありますが、本当にシャキシャ&ネバネバなのです。
こちらもご近所さんからの頂きものです。
タケノコとミズは油との相性がとても良いので、炒め物にして頂きました。
ササダケ
イネ科ササ属のササ・チシマザサ(千島笹)。
このチシマザサの若竹を山菜として食用にしております。
地域によっては根曲竹(ネマガリタケ)や姫竹(ヒメタケ)とも呼ばれておりますが、私が住んでいる地域では主にササダケと呼んでおります。
こちらもご近所さんから頂いた、春の味覚です。
モウソウチクとは違い、灰汁が少ないので灰汁抜きを必要としませんが、採取後はどんどん風味が薄れ灰汁が強くなっていきますので、なるべく早く調理する必要があります。
歯ざわりがとても良いタケノコで、今回はお味噌汁にして頂きました。
まとめ
今回は「春の味覚 – モウソウチク」についてご紹介しました。