こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は、柿の「渋抜きと干し柿」についてのお話です。
我が家の柿は渋柿ですので、美味しくいただくためには渋抜きをしたり干し柿にする必要があります。
今年収穫された柿は約650個。
そのうち150個は干し柿となり、残りは渋抜きをします。
柿の渋抜き
柿の渋抜きはとても簡単で、柿のヘタの部分に焼酎などのアルコールをサッと付けるだけです。
我が家では秋田県湯沢市に本社を置く企業・秋田県醗酵工業が販売している「渋抜き上手 44%」を使用しております。
我が家では、ダンボールに厚手のビニール袋を被せて、そこに焼酎に付けた柿をどんどん並べ、1週間〜10日間程保存します。
ちなみにこのダンボールには、20個×5段=100個がピッタリと収まりました。
このダンボールの柿は、1週間程経ちましたらダンボールごと知人に郵送します。
下記画像は、渋抜きから10日程経った柿です。
外側はサクッと、内側はトロッとした、いい具合の仕上がりでした。
柿を切った断面に、下記画像のように黒いゴマのような斑点がある場合があります。
これは柿の渋みのもとであるタンニンが不溶化したもので、熟成すると現れます。
つまり、黒い斑点がある柿はとても甘い「アタリ」の柿です。
ちなみにこの黒い斑点のある柿を私は「とってもあっまーい!」と感じたのですが、家族は「普通に甘い」とのこと。
人によるようです。
干し柿
干し柿は150個程作るのですが、150個もある柿の皮むきを地道に行っていたのでは日が暮れてしまいますので、柿の皮むきには皮むき機を使用します。
まず初めに、ヘタとその周りの皮を包丁でむきます。
次に皮むき機を使用して残りの皮をむいていきます。
皮むき機なくして、大量の干し柿作りはあり得ません。
この作業を続ける事150回!
美しい干し柿用の柿が出来上がりました。
皮をむいた柿のヘタの枝部分に紐をくくりつけて結び、雨がかからず、日当たりと風通しの良い軒先などに約3週間〜1か月程吊るします。
我が家では、柿の甘い香りに誘われて寄ってくる虫対策として、ネットを被せます。
干している途中に柿を手で軽くモミモミしますと、より一層美味しくいただけます。
番外編
家族が試しに、渋抜きをしていない渋柿を薄くスライスして3日程天日干しをしてみたところ…
渋みはそれほど感じず、味もまあまあイケていたとのこと。
勇気のある方、興味のある方、何の責任も負えませんが、どうぞ試してみてください。
ところで、柿を天日干しをするために使用したとても大きな竹ざるは、我が家では夏から秋にかけて出ずっぱりの道具でして、ズッキーニの天日干しの時にも使用しております。
我が家の食卓を支えてくれる、大事な相棒です。
まとめ
今回は柿の「渋抜きと干し柿」についてご紹介しました。
柿は「柿が色づくと医者が青くなる」といわれるほど栄養価の高い果物です。
柿には柑橘類よりもビタミンCが多く含まれており、お肌のトラブルを予防してくれたり、免疫力を高める効果があります。
干し柿にするとビタミンCは減少しますが、カロテンは2倍に増加します。
干し柿はエネルギーは高めですので食べ過ぎには注意が必要ですが、1回あたりに食べる量の食物繊維の含有量は、全食品中で最も多い優れものです。
我が家の柿はとても甘く、干し柿にした時の甘さが尋常じゃないんですよ。
私はこの甘さが苦手でしてこれまで避けておりましたが、こんなに優れていると知ってしまったからには、食べないわけにいきません。
今年は挑戦してみようと思います。
…私って現金な人間なんですよ。