こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は8月26日(土)に開催された「大曲の花火」についてのお話です。
大曲の花火とは
大曲(おおまがり)の花火とは、1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」から始まり、100年以上の歴史を誇る花火大会です。
開催地である秋田県大仙市がかつて大曲市であったことから一般に「大曲の花火」として知られるようになりましたが、正式名称は全国花火競技大会で、例年8月の最終土曜日に開催されます。
競技大会ですので、全国から選抜された腕利きの花火師たちが日本一の座を目指して技を競い合い、優れた作品には内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞などが授与される、日本最高峰の花火競技大会です。
私がここで大曲の花火の素晴らしさをあれこれ語ったところで正しく伝わるかは分かりませんので、大曲の花火の素晴らしさについてはYouTubeやSNS等でご確認ください。
百聞は一見に如かず、でございます。
では、ここで何をお話しするのかと言いますと、大会当日の現地の様子をお伝えしようと思います。
大会当日の現地の様子
今年の大曲の花火を一言でまとめると、過去最高に暑くて、でも気象条件は良くて、だから灰を被りまくった大会でした。
当日まで少しでも気温が下がってくれれば…と、花火業者も観覧者も願っていたと思うのですが、天気予報通りの暑さとなってしまったこの日、開催場所である大仙市の最高気温は35.9度まで上がりました。
私はこれまで幾度となく観覧に訪れているのですが、間違いなく過去最高の暑さでした。
当初、会場へは昼花火が始まる前(16時半頃)に到着する予定だったのですが、都合により昼花火が終わる頃の到着となりました。
しかし、暑すぎた今年はこれで良かったと思っております。
今年は暑さで何もやる気が起きず引きこもり生活を続けていた私に、日が沈むまで持ち堪えられる体力があるわけもなく、熱中症で倒れるのが目に見えておりました。
早くから会場にいらした皆様の体力、羨ましい限りでございます。
先日、大曲の花火を観覧する際の持ち物についてのお話をしましたが、今年一番必要なものは間違いなく体力だったと思います。
熱中症対策のためにスポーツドリンクとネッククーラーを用意して行ったのですが、これがなかったら本当に倒れていたかもしれません。
一緒に行った知人はファン付きのベストを着用していたのですが、なるほど、この手があったか!
混雑のピークが過ぎてから会場に向かいましたので、移動そのものはスムーズでした。
私は迷子になったりはぐれたりしても見つけてもらいやすいよう、派手な帽子を被って目に付きやすいようにしたのですが、これが知人からとても好評で、良き目印となったようです。
一緒に行く知人が多い場合は、先頭を歩く人に派手な帽子を被ってもらうのが良いかもしれません。
また、同じピンク色のTシャツを着用した集団を見かけたのですが、とても目立っており、この方法も迷子対策には有効と思いました。
会場に到着して辺りを見回したところ、すでに9割近くの席が埋まっておりました。
皆様、元気ですね。
コロナ前は、河川敷がコンパネで作られた桟敷席で隙間なく埋め尽くされておりましたので、上記・下記画像で見るよりも、もっと多い人で溢れておりました。
しかし、昨年から桟敷席のあった場所は隣の席とのスペースが十分に確保されているテーブル席やイス席となったため、以前のような雑多な感じはなくなり、小ざっぱりとした感じになりました。
蜜な以前の桟敷席に比べ、ゆとりが出来たことは嬉しいのですが、その分観覧料金が上がったのかな…。
コロナ前に比べて元々の観覧席数が減りましたので相対的に人は減ったと思うのですが、それでも秋田では滅多にお目にかかれない人の多さ。
おそらく、大曲の花火の日が秋田県内の人口が一番多くなる日ではないかと。
さて、私は今回テーブル席での観覧となったのですが、イスは今年の春に開催された「大曲の花火-春の章-」の時と同じパイプイスで、テーブルは折り畳み式のものとなっておりました。
開催日の数日前から席の準備は進められておりますので、イスやテーブルがザラついてしまうのは仕方ないのですが、鳥のフンもポツンと…、おのれ。
ここで必須な持ち物、ウェットティシュの出番です!
ウェットティッシュにてサササッと拭いたならば、イスにクッションを敷いて、テーブルに食べ物を並べて小腹を満たしながら、夜花火を待ちます。
この時、個人的には超必須な持ち物であるお赤飯も食べたのですが、お赤飯は会場に来る前にも食べており、おトイレ対策に抜かりはありません。
昨年の夜花火は雨は降るけど風は吹かないという最悪の気象条件でしたので、今年はどうなるのかとドキドキしていたのですが、今年は風が吹き続ける最高の気象条件となりました。
当日会場にお集まりの晴れ女さん、晴れ男さん、風女さん、風男さん、誠にありがとうございました!
おかげさまで、ほとんど煙に邪魔されることなく美しい花火を存分に堪能できたのですが、風が吹き続けることは次の事を意味します。
風が吹き続ける = 煙が晴れて花火が見えやすくなる = 花火の灰や燃えカスが降ってくる!?
そうなのです!
風が吹き続ける限り、打ち上げられた花火の灰や燃えカスも降り続けるのです!
これまでの経験上、風は花火を打ち上げる側ではなく観覧席側に吹いてくるのは分かっていたのですが、これほどたくさんの灰や燃えカスを浴びるとは思いもしませんでした。
これが本当の灰かぶり姫でございます。
今回は前方の席でしたので、念のため荷物は全てビニール袋に入れておいたのが功を奏し、いつかの年のような着色や焦付きの被害はありませんでした。
汚れても大丈夫な服を着用していたので服の汚れも気にならなかったのですが、そこかしこでポツ、ポツ、ポツと、灰や燃えカスが落ちてくる音がし、見上げるたびに顔にかかる、かかる、かかる(笑)
たまらずサングラスを掛けた時もあったのですが、これが意外と良い働きをしてくれました。
花火の色はサングラスの色と合わさって全部赤系に見えてしまいましたが、形はハッキリと捉えることができましたので、これはこれでありかな、と。
あくまで、超緊急手段でございます。
顔をタオルで覆って、目にはサングラスを掛けての観覧…。
決して怪しい者ではございません。
後方の席の方は灰や燃えカスによる被害は少なかったかもしれませんが、知人は白いTシャツが所々黒くなっておりました。
やはり、濃い色の服、または汚れても大丈夫な服の着用は必須でございます。
途中、とある業者の創造花火で音楽は鳴っているけど花火が打ち上がらず、やり直しする事がありましたが、それ以外は煙が晴れるのを2回待ったくらいで、大会は順調に進んで行きました。
そしてフィナーレの花火師と観客による光のエール交換の時間がやってまいりました。
光のエール交換とは、観客から花火師への感謝の気持ちを示す行動で、大曲の花火が発祥と言われており、これも大会の醍醐味の一つとなっております。
交通手段の関係か、競技大会の途中で帰る方もおり、この光のエール交換なくして大曲の花火は語れない!と思っている身としては、ちょっと残念でございますが、人それぞれの事情がありますので仕方がありません。
…仕方がありません。
兎にも角にも、煙に邪魔されることがほとんどなかった素晴らしい競技大会でした!
大会終盤に、会場近くの山の向こうが光り雷の音が聞こえた事もあったのですが、最後まで晴れのまま無事に終える事ができました。
ちなみに、日中の最高気温が36度近くまで上がる暑さでしたので、日が沈んでも肌寒いと感じることはなく、長袖の類は必要ありませんでした。
こんな事、初めてかも!?
ところで、携帯電話の電波事情についてですが、案の定繋がりにくくなっておりました。
以前より会場内の人は減ったように見えるのですが、やはり、それなりに居るようです。
まとめ
今回は「大曲の花火」の現地の様子についてご紹介しました。
過去最高に暑くて、でも気象条件は良くて、だから灰を被りまくった今年の大曲の花火。
素晴らしい花火を存分に堪能するにはやはり体力が必要という事で、体を鍛え直さねばと思う今日この頃です。
ところで、今年の大曲の花火には Nissy こと西島隆弘さんも観覧に訪れていたようなのですが、その事をハハが知人に教えてもらったところ…
会場にAAA(スリーエー)の人が居たらしいよ♪
AAA(トリプル・エー)の事かな…
色々な意味で忘れられない大会となりそうです。