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大曲の花火-春の章-2023「新作花火コレクション & 世界の花火 日本の花火」

写真:花火・五重芯鬼グラデーション

こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。

今回は「大曲の花火-春の章-2023」についてのお話です。

2か月も前(4月29日)に開催された花火大会ですが、私の備忘録と2か月後(8月26日開催予定)の全国花火競技大会の予習も兼ねて記したいと思います。

ちなみに、夏に開催される大会へは幾度となく訪れているのですが、春に開催される大会の観覧は今回が初めてです。

目次

大曲の花火とは

大曲(おおまがり)の花火とは、1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」から始まり、100年以上の歴史を誇る花火大会です。

開催地である秋田県大仙市がかつて大曲市であったことから一般に「大曲の花火」として知られるようになりましたが、正式名称は全国花火競技大会で、例年8月の最終土曜日に開催されます。

競技大会ですので、全国から選抜された腕利きの花火師たちが日本一の座を目指して技を競い合い、優れた作品には内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞などが授与されます。

大曲の花火は「日本三大花火大会」かつ「日本三大競技花火大会」の1つとされており、60万人以上が集まる日本最高峰の花火競技大会です。

8万人にも満たない(2023年5月末日現在)人口の大仙市に、60万人以上が集まるなんて信じられないかもしれませんが、実際、相当な人で溢れかえります。

だって、携帯電話が繋がりにくくなりますから…。

大曲の花火-春の章-とは

写真:大曲の花火 春の章のチケットとパンフレット

ゴールデンウィーク頃に開催される、大曲の花火-春の章-。

大曲の花火-春の章-は、新作花火コレクション(若手花火作家による新作花火の競技大会)と、世界の花火 日本の花火(世界の花火と日本の花火のコラボレーション花火)が打ち上がる花火大会です。

昨年まで新作花火コレクションは冬に開催されていたのですが、今年から同時に行われることになりました。

新作花火コレクションは45歳までの若手花火師による競技大会で、夏に開催される競技大会と違って内閣総理大臣賞などはありませんが、優勝・準優勝などの順位は付きます。

開催会場は夏の競技大会と同じ大曲の花火公園(秋田県大仙市大曲雄物川河畔)です。

ちなみに「大曲の花火-秋の章-」もありますので、詳しく知りたい方は公式サイトをご覧ください。

新作花火コレクション

45歳までの若手花火師による新作花火コレクションの競技種目は、10号玉芯入割物新作花火の2部門です。

芯入割物は同心円状に真円を描く菊型花火で、打ち上げられた玉が最高点に達したときに、真円で開花し変化しながら一斉に消えるものが理想とされており、その完成度を競います。

新作花火は、4号玉10発と5号玉5発、計15発を組み合わせて創造性や独自性を表現します。

総合優勝:今野貴文 (北日本花火興業・秋田県)

今回の総合優勝は芯入割物の部で優秀賞を、新作花火の部で優勝を果たした北日本花火興業の今野貴文さんで、2022年の新作花火コレクションに続いての堂々の2連覇となりました。

10号玉芯入割物の部:昇曲導付 三重芯変化菊
新作花火の部 :朝露に光るクロード・モネの庭

石村佳恵(芳賀火工・宮城県)

入賞作品以外で、私が個人的に気に入った作品が、芳賀火工(宮城県)の石村佳恵さんの新作花火「虹色しゃぼん玉」です。

次々と色を変えながらパッと開いてはパッと消える虹色に輝くシャボン玉が、とても可愛い花火でした。

花火と音楽で巡る世界旅行

大曲の花火-春の章-では若手花火師による競技花火の合間に、地元大曲の煙火店による創造花火花火と音楽で巡る世界紀行(北アメリカ・アフリカ・ヨーロッパ・アジア・中東)が披露されました。

その中から、響屋大曲煙火(株)による薔薇の花の型物花火が印象的なヨーロッパのフランスをイメージした作品をご紹介します。

花火と音楽で巡る世界旅行<ヨーロッパ> La Vi en rose

会場内の様子

今回の観覧席はイス席(1人)、テーブル席(4名まで)、カメラマンエリア(1人)となっており、私はテーブル席での観覧でした。

夏の競技大会の時は会場まで1時間くらい歩くのですが、今回は会場のすぐ脇に駐車場(有料)が用意されており、テーブル席までサクッと移動することができました。

写真:テーブル席

コロナ下で中止されていた屋台の出店も復活しており、コロナ以前の賑わいが戻ってきた感じです。

大会の開始時間は午後7時でしたので、日が沈む前に腹ごしらえをし、観覧に備えました。

ところで、とーっても美味しそうな匂いに誘われて、あれもこれもと買ってしまうのは私だけでしょうか…。

写真:たこ焼きとチキン

この日の大仙市の最高気温は24度もあったのですが、打ち上げが始まる頃には肌寒さを感じるようになりました。

観覧席は川沿いにあり、日が沈むと一気に気温が下がるのです。

私は寒さ対策として膝掛けやベンチコートを準備していたため快適に観覧することができましたが、中には日が沈んでも薄着のままの方もおりました。

私なら寒さで花火どころではなくなってしまいますので、花火に集中するためにも寒さ対策は必須です。

写真:花火のチリ

花火の打ち上げは川を挟んだ対岸で行われるのですが、風向きによっては花火の燃えかす(灰)が観覧席に飛んできます。

今回はそれほど飛んでは来なかったのですが、それでもテーブルの上にはポツポツと灰が落ちておりました。

落ちてくる灰によっては色が付いているものもありますので、観覧の際は濃い色の服装をオススメします。

そうしないと明るい場所に行った時に悲鳴を上げることになります、いつかの私みたいに…。

会場に全身真っ白い装いの若者グループがおりましたので、一言アドバイスを申し上げたかったのですが、赤の他人に急に話しかけられましても…、ねぇ。

競技の結果と同じくらい、彼ら彼女らのその後が気になった花火大会でした。

どちらさま???

大会が始まって間も無くのこと、突然小さな花火が打ち上がりました。

しかも、目の前で上がっているはずなのに、音が後からやってくる…。

んっ???

と思っているうちに、今度は大きな花火が打ち上がりました。

今度は音も一緒に。

んっ???

小さい花火と大きい花火が一緒に打ち上がっている状況に、一時辺りは騒然となりました。

どうゆうこと???

この時何が起きていたかと言いますと、我々が見ていた競技大会の花火とは別に、遥か彼方でも花火が打ち上がっていたのです。

なんて紛らわしい!

誰が何の目的で花火を打ち上げていたかは分かりませんが、王者・大曲の花火にぶつけてくるとは、凄い猛者がいるものですね。

まとめ

今回は「大曲の花火-春の章-」についてご紹介しました。

夏の競技大会と違って春の大会は観客数も少なめですので、ゆったりのんびりと観覧することができました。

夏の大会(8月26日開催予定)も観覧予定ですので、夏の大会が近くなりましたら、夏の大会へ向けてのブログも書きたいと思います。

写真:花火・五重芯鬼グラデーション

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