こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は昨年の10月5日に開催された「大曲の花火-秋の章-2024」についてのお話です。
年が変わってしまいましたが、備忘録がてら記したいと思います。
大曲の花火とは
大曲(おおまがり)の花火とは、1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」から始まり、100年以上の歴史を誇る花火大会です。
開催地である秋田県大仙市がかつて大曲市であったことから一般に「大曲の花火」として知られるようになりましたが、正式名称は全国花火競技大会で、例年8月の最終土曜日に開催されます。
競技大会ですので、全国から選抜された腕利きの花火師たちが日本一の座を目指して技を競い合い、優れた作品には内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞などが授与される、日本最高峰の花火競技大会です。
大曲の花火-秋の章-とは
10月初旬に開催される、大曲の花火-秋の章-。
大曲の花火-秋の章-は、地元の若手花火師プロデュースによる演出や芸術花火などが打ち上がる花火大会で、今年は約8,000発の花火が秋の夜空を彩りました。
開催会場は夏の競技大会と同じ大曲の花火公園(秋田県大仙市大曲雄物川河畔)です。
秋に開催される花火大会は夏の全国花火競技大会ほどの混雑さはありませんので、ゆっくりと花火を楽しむことができ、また、駐車券を購入すれば花火会場のすぐ隣まで車で行くことができます。
天候によってはコートや膝掛けといった防寒具が必要になりますので、そられを持って会場まで歩かずにすむとは、大変ありがたい。
私は秋に開催される大会の観覧は今回が初めてなのですが、秋は湿度が低くて空気が澄んでいるため、花火がとても綺麗に見えました。
なお、春には「大曲の花火-春の章-」が開催予定ですので、詳しく知りたい方は公式サイトをご覧ください。
ドローンショー
昨年に引き続き、花火が打ち上がる前には500機のドローンによるドローンショーが行われ、なまはげや秋田犬など秋田にちなんだモチーフが次々と夜空に描かれました。
ドローンショーは国内のドローンショー業界を牽引している株式会社レッドクリフによるもので、レッドクリフの代表取締役が秋田出身ということもあって、今年、大曲の花火とスポンサーシップを締結したとのこと。
花火という伝統技術と、ドローンという最先端技術の融合による新たなエンターテイメント、一見の価値ありです。
打ち上げられた花火
「オープニング花火」「特別企画花火」に続いて打ち上げられた「第1幕 花火コレクション -芸術の秋-」では、4号玉から10号玉までの19発を組み合わせて描く芸術花火の一発一発の完成度と美しさを堪能することができました。
大曲の花火と言えば、音楽に合わせて花火が打ち上がるものと思われるかもしれませんが、上記動画のように音楽が使用されない場合もあり、静寂の中に打ち上げられる花火をじっくりと眺めることができました。
この他にも、若手花火師プロデュースによる花火や、音楽と色彩豊かな花火で秋の夜空に世界の絵画を描く花火等、たくさんの素晴らしい花火が打ち上がりましたので、詳しく知りたい方はYouTubeやSNS等で調べてみてください。
なお、今回の花火大会で私の一番のお気に入りは、株式会社小松煙火工業と株式会社和火屋による、星街すいせいの楽曲「ビビデバ」に乗せて打ち上げた花火です。
花火というものは上へ上へと打ち上がるものと思っておりましたが、このプログラムでは花火が真横に発射されます。
その疾走感たるや、見ていて大変気持ちの良いものでした。
会場内の様子
会場内の一角に、見慣れぬドーム型の置物がありました。
これはプレミアムイグルー席(1基4名まで)といって、ドーム型テントの特別観覧席になります。
ドーム内は暖房が完備されており、そこで専用のキッチンバスにて調理された出来立てのお食事や地酒を楽しむことができます。
また、足をゆっくりと伸ばすことができるリクライニングチェアや、プレミアムイグルー利用者専用のトイレも設置されており、さらに専属スタッフによるおもてなしもあります。
つまり、至れり尽くせりの観覧席です。
庶民からすると目が飛び出るような席料ですが、ゆっくりじっくりと花火を堪能したい方には、これ以上の席はないと思います。
まとめ
今回は「大曲の花火-秋の章-2024」についてご紹介しました。
暑さや人混みは苦手だけれど大曲の花火を一度は見てみたい!と思っている方、春や秋に開催される花火大会であればそういった煩わしさとは無縁ですので、試しに一度いかがですか?