こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「日本国花苑さくらまつり」についてのお話です。
日本国花苑とは?

日本国花苑は秋田県南秋田郡井川町にある公園で、1972年4月に昭和天皇・皇后の訪欧、秋田県立県百年、井川小学校統合校舎建設、村民いこいの森県指定を記念して開苑しました。
日本各地から集められた200種2,000本の桜の木が2年がかりで植樹された公園で、全国に数ヵ所しかない学術的にも貴重な公園です。
春のソメイヨシや八重桜のほか、秋から冬にかけてはジュウガツザクラ(十月桜)やフユザクラ(冬桜)、3月にはヒガンザクラ(彼岸桜)など、1年を通して桜の花を楽しむことができます。
苑内には、ちびっこ広場、キャンプ場、芝生広場、テニスコート、バラ園、ツツジ等の花木園、ふるさと創生の森などが整備され、桜の木だけではなく、四季を通じて様々な活動や花が楽しめる公園となっております。
日本国花苑さくらまつり
日本国花苑のさくらまつりは、毎年4月下旬からゴールデンウィークにかけて開催されている自然と芸術の調和が楽しめるお祭りで、音楽フェスや花火のショー、キッチンカーの出店などで多くの賑わいを見せます。
今年のさくらまつりはすでに終了しておりますが、まつりの概要は以下となります。
日本国家苑さくらまつり
[以下は2026年度の情報になります]
| 2026年度の会期 | 4月25日(土)~5月6日(水・祝) |
| 料金 | 無料 |
| 住所 | 〒018-1516 秋田県南秋田郡井川町浜井川二階102-1 |
| お問い合わせ | 井川町産業課 TEL:018-874-4418 井川町定住促進センター TEL:018-874-2503 湖東3町商工会 TEL:018-852-3460 |
| アクセス | ・秋田市方面から:国道7号 – 国道285号線700m直進右側 ・能代市方面から:国道7号 – 井川さくら駅交差点を左折 – 1.5km直進後右折 – 国道285号線100m直進左折 ・電車:奥羽本線 井川さくら駅下車 徒歩20分 ・バス:秋田中央交通 五城目線 国花苑前下車 |
| 駐車場 | 無料(約250台) |

苑内の八重咲き系のサクラ
私が国花苑を訪れた4月下旬には、八重咲き系のサクラが見頃を迎えておりました。
八重咲き系のサクラは実に豪華!とても豪華!
散り際の美学が感じられるソメイヨシノやシダレザクとは違い、八重咲き系のサクラからは、そのボリュームも相まって圧倒的な生命力が感じられます。
木によっては花が隙間なくびっしりと咲いているために枝が見えない個体もあり、重さで枝が折れるのではないかと思うほどでした。
というわけで、八重咲き系のサクラをいくつかご紹介したいと思います。
ギョイコウ

ギョイコウ(御衣黄)は気品と歴史を感じさせるサクラで、花色が平安貴族がまとっていた衣服(御衣)の萌黄色(もえぎいろ)に近いことから、この名が付けられました。
黄桜、あるいは緑桜と呼ばれることもあります。
後述するスマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)と同じく、特異な花色の品種として江戸時代から知られております。
開花時にはあまり目立たないのですが、咲き進むにつれて中心部が赤みを帯び、散る頃にはかなり赤くなります。
黄桜まつり
秋田県には約400本ものギョイコウが見られる場所が、由利本荘市東由利の八塩いこいの森にあります。
ギョイコウの他にもソメイヨシノ約900本、八重桜約700本が順番に見頃を迎え、約3週間にわたり湖畔に咲くサクラを観賞できます。
例年ゴールデンウィーク頃に見頃を迎えますので、ギョイコウを大いに満喫したい方は是非訪れてみてください。
ハナガサ

ハナガサ(花笠)は110種を超えるサクラの園芸品種を生み出した浅利政俊さん作出のサクラで、満開時は花笠がぶらさがっているように見えるサクラです。
北海道の松前で育成されたことから、別名・マツマエハナガサ(松前花笠)とも呼ばれております。
大きいものですと花茎が5cmにもなり、さらに塊状に咲きますので、近くで見ると迫力満点でございます。
カンザン

カンザン(関山)は生育が良いので、公園や街路樹のほか、海外でも広く栽培されているサクラです。
濃紅色の花がとても美しく豪華な印象で、現在では八重咲きのサクラといえばこのカンザンを連想する人も多いと思います。
単体で見た場合は「華やか」な印象なのですが、まとまって植えられているところを見ると「派手、とにかく派手」な印象を受けます。
なお、開きかけの花は塩漬けに加工し、慶事で飲まれる縁起の良い飲み物・桜湯の原料となります。
ヨウキヒ

ヨウキヒ(楊貴妃)は、多数の花弁が織りなす優雅な花の姿を歴史に残る美女である「楊貴妃」に見立て、この名が付けられたサクラです。
花びらの一つひとつは小さめで、花びらの先端の細かな切れ込みが可憐な印象を与えます。
フゲンゾウ

フゲンゾウ(普賢象)は室町時代から知られているサクラで、葉に変化した2本の雄しべから普賢菩薩(ふげんぼさつ)が乗る白象を連想することから、この名が付いたといわれております。
比較的大型な八重咲きの花を咲かせる、とても豪華な姿が魅力のサクラです。
スマウラフゲンゾウ

スマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)は、1990年に神戸市須磨浦公園内に植えられている普賢象の枝変わりとして発見されたサクラです。
花色は黄味が強い黄緑色をしており、ギョイコウと同様に、咲き進むにつれて中心部が赤みを帯び、散る頃にはかなり赤くなります。
ホクホウ

ホクホウ(北鵬)は上記のハナガサと同じ浅利政俊さん作出のサクラで、強い芳香が特徴となっております。
花びらの先端の細かな切れ込みが可憐な印象を与えますが、ハナガサと同様に大きいものですと花茎が5cmにもなりますので、咲き揃うとなかなかの迫力となります。
ショウゲツ

ショウゲツ(松月)は江戸時代以前からあるサクラで、八重咲きの桜の中でも特に優美な品種として知られております。
花茎は大きいのですが、淡い色合いのふわふわとした花を咲かせるため、とても気品のある雰囲気を醸し出しております。
ハナカイドウ

サクラではありませんが、苑内にて、目に鮮やかなお花を咲かせている木がありましたので、ご紹介したいと思います。
ハナカイドウ(花海棠)はバラ科リンゴ属の落葉高木で、春に淡紅色の花を長い柄の先に垂れ下げてつける花木です。
原産地の中国には、唐の玄宗皇帝がこの花を楊貴妃が眠る姿になぞらえたという故事があり、昔から美人の代名詞として使われきたとのこと。
美人の代名詞……。メモ、メモ。

