こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
だいぶ前のお話になってしまいますが、備忘録として書き留めたいと思います。
今回は「鏡餅」についてのお話です。
年末に新年の神様である年神様の依り代となる鏡餅を飾るご家庭も多いことと思いますが、我が家では餅つき機を使って鏡餅を作ります。
餅つき機と餅米
餅つき機
餅つき機の使用頻度は年に2度あるかないかですので、購入してから30年近くなった今も何の問題もなく美味しいお餅を作ってくれます。
最近の餅つき機は餅の他にうどんやパンも作れるなど、お正月以外にも1年を通して使える仕様となっているものがほとんどです。
何役もこなす餅つき機に買い替えれば良い気もしますが、我が家では鏡餅にはもち米を二升使用しますので、餅つき専用の大容量タイプが必須でございます。
餅米
我が家では餅米の品種に特にこだわりはありませんが、「きぬのはだ」「こがねもち」「ヒメノモチ」などが人気の品種となっております。
餅つきの手順
使用する餅つき機によって多少の違いはあるかと思いますが、餅つきの手順はとても簡単で、「むす」→「つく」のみです!
餅米をよく洗ってから一晩水に漬け、餅をつく30分程前にザルにあげておきます。
二升もの餅米は、なかなかの迫力でございます。
餅米の量に合わせて餅つき機の底の部分(ボイラー)に水を入れ、釜と羽根をセットします。
釜に水気を切った餅米を入れて蓋をし、スイッチを「むす」に合わせて蒸します。
2升の餅米を使用した場合、蒸す時間は50分程です。
蒸し上がるとブザーが鳴りますので、スイッチを「切」に合わせ、その後、蓋を外してスイッチを「つく」に合わせてつきます。
羽根が回転して約10分でつきあがり、下記画像(右)のように餅の表面がツヤッツヤになれば完成です。
つきあがったら餅つき機から釜から取り出して、餅を餅とり粉(我が家では片栗粉を使用)が敷かれたのし板などに移します。
昨年まで木ののし板を使用しておりましたが、何だか薄汚れている感じがしましたので、今年はプラスティックの板で代用しました。
お餅は冷めると整形しづらくなりますので、熱々のうちに形を整えていきます。
我が家ではハハがお餅の塊から適量をちぎる役、私がちぎられたお餅を丸める役と、手分けして作業します。
お餅は軽く引っ張りながら表面を伸ばし、伸ばした部分を裏の方へ押し込んで表面を張るように形を整えます。
時間が経つと餅の表面が張ってきて作業しづらくなりますので、手早く手早く行います。
ハハ曰く、わたくし、とても丸めるのがお上手なようで、丸める役を仰せつかっております。
形を整えて出来上がった鏡餅は、固まるまでそーっと放置します。
鏡餅と飾り物
鏡餅の飾り方は地方によって異なりますが、我が家での飾り方は上記画像の通りです。
飾り物は年によって微妙に異なるのですが、今年は譲り葉・松・昆布・煮干し・小豆・栗・柿を用意しました。
この内、譲り葉と松は我が家の庭から採取し、栗と柿は秋に収穫して渋皮煮と干し柿にしたものです。
用意ができましたら、お馴染みの神様・仏様・氏神様・みな様にお供えします。
ちなみに、神棚に供える榊(さかき)も我が家の庭から採取しております。
我が家は年末年始に親戚が一堂に会することもありませんので、鏡餅を供え終えたら、後はゆったりのんびりなお正月を過ごすだけです。
今年も昆布巻きや紅白なます、伊達巻などの作り置きを用意し、グダラ〜っとした有意義な寝正月を送りました。
鬼胡桃
ところで、以前の記事で鬼胡桃の割り方をご紹介しましたが、和くるみ割り器を使用する前に、小石を敷き詰めた石焼きいも器にて鬼胡桃を温めると割れやすいことが判明しました。
熱を加わえることで割れ目が開き、さらに香ばしさが増し増しになりました。
我が家にはFF式のストーブがありますので、ストーブの上に鬼胡桃を入れた石焼き芋器を置いておけば、ほっとくだけで割りやすい鬼胡桃に変身!
おかげで作業がさらに楽になりました。
まとめ
今回は「鏡餅」についてご紹介しました。
年末に作ったお餅は1年かけて食べる予定なのですが、冷凍庫に仕舞ったが最後、次第に奥へ奥へと追いやられ、年末にその存在を思い出し、慌てて消費するというのが常となっております。
これではいかん!今年こそは早めに消費するぞ!
と、年始に固く誓ってみたものの、お決まりのパターンになりそうな予感…。