こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
私が住んでいる地域では、先月下旬のお天気は曇りか雨の日ばかりでしたので、残念ながらその頃に咲いた花々の見頃はあっという間に過ぎ去ってしまいました。
今回はそんな雨の合間を縫って咲いてくれた「夏の花々」についてのお話です。
ヒペリカム
オトギリソウ科オトギリソウ属の常緑低木・ヒペリカム。
春先に強剪定を行なったにもかかわらず、予想通りお構いなしに大きく育ったヒペリカム。
数多のおしべを従えて、宝石のごとき眩い光りを放って咲いておりました。
今年は長雨の時に開花が重なってしまい常にずぶ濡れ状態でしたが、雨に負けまいとするヒペリカムのプライドを垣間見た気がします。
ラベンダー
シソ科ラベンダー属の常緑低木・ラベンダー。
ラベンダーは、葉っぱや花に甘い香りを持ち、初夏から夏にかけて青紫色の美しいお花を咲かせます。
商品名は忘れてしまいましたが、我が家では1年に2回開花する二季咲きのイングリッシュラベンダーを2種類育てております。
昨年行った強剪定のせいか今回はそれほど勢いよくは咲きませんでしたが、新芽がわちゃわちゃと出ておりましたので、次回の開花を楽しみにしております。
ところで、先日ラベンダーの一部が枯れておりました。
我が家の畑で冬を超えること10数年、枯れたのは初めてです。
6月下旬の曇天雨天続きの日々から打って変わって、今月に入りましたら連日の30度越え。
急激な環境の変化に疲れてしまったのかもしれません。
労わらねば。
キリンソウ
ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草・キリンソウ(麒麟草)。
キリンソウは伸びた茎の頂部に、1cm前後の小さな黄色いお花をまとまって咲かせます。
品種によっては栽培が難しいため高山植物として扱われますが、我が家のキリンソウは栽培が容易で耐寒性抜群の一般的なキリンソウです。
キリンソウの葉っぱは多肉質で水分を蓄えられるようになっておりますので、地植えをした場合は基本的に降雨まかせで大丈夫という、とても扱いやすいお花です。
キリンソウのキリンは、漢字でどう書くの?
動物の「麒麟」や、中国神話に登場する「麒麟」と同じだよ!
???
キリンビールの「麒麟」だよ!
サッポロ?
!?キリンだってば!
アサヒ?
ふぁっ!?
ハハがキリンソウのキリンの漢字を正しく覚えてくれたかについては、神のみぞ知る、でございます。
イボタノキ
モクセイ科イボタノキ属の落葉低木・イボタノキ。
イボタノキの花は枝の先に長さ2-4cmの総状花序を出し、ラッパ状の白い小さな花を密集して咲かせます。
下記画像は開花前の状態です。
開花後の撮影も予定していたのですが、開花の前後のお天気が、雨または雨のち雨!!!
撮影する機会に恵まれないままあっという間に落花。
イボタノキの下にいるイチイ科イチイ属の常緑高木・イチイに落ちたために、まるでイチイの花のようになってしまいました。
ちなみに、イチイは東北地方ではオンコと呼ばれており、我が家でもオンコと呼んでおります。
イボタノキのお花はとても甘い香りを漂わせますので、虫の群がり方が他のお花の比ではありません。
強めの雨が降ろうとも、我先にと虫達が駆けつけておりました。
来年こそは晴れますように…。
イトラン
キジカクシ科イトラン属の常緑低木・イトラン(糸蘭)。
イトランは高さが約1.5メートルにもなり、淡いクリーム色をしたお花を釣鐘状にたくさん付けますので、とても存在感があります。
暑さ寒さともに強く、降雪に対する耐性もありますので、地植えにした場合はほぼ放置でも大丈夫な、極めて人間思いな屋外観葉植物です。
イトランの蕾を見て初めて見た時は「巨大なアスパラガスがなぜここに!?」と、思ったものでございます。
ここから徐々に変化していき見事なお花を咲かせる訳ですから、観察しがいのあるお花です。
コスモス
キク科コスモス属の一年草・コスモス。
コスモスには6月頃から咲き始める早咲き品種もあるのですが、我が家のコスモスは基本的には毎年8月下旬頃から咲き始めます。
毎年こぼれ種から成長しているため、これといった管理はしておりません。
6月の前半は暖かい日が続いたのですが、後半はあいにくの空模様となっておりましたので、秋がきたと勘違いしたのか、6月の下旬に狂い咲きをしてしまったお花がチラホラ。
ポツポツと蕾が見えておりますので、今年は全体的に早く咲いてしまいそうです。
まとめ
今回は「夏の花々」についてご紹介しました。
先月の下旬は雨ばかり、今月の上旬は30度超えの日々、そして明日からはまた不安定な空模様の予報。
植物達にとって落ち着かない日々が、まだまだ続きそうです。