こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「冬から春にかけての花々」についてのお話です。
我が家は雪国ですので冬から春にかけて育てられるお花は限られておりますが、クンシランのオレンジ色と黄色、デンドロビウム・キンギアナムの赤紫色等、彩りはとても豊かです。

クンシラン

ヒガンバナ科クンシラン属の多年草・クンシラン(君子蘭)。
今年も咲きに咲いた我が家のクンシランたちは、一番早いものは2月中旬に開花し、現在10、11鉢目が絶賛開花中です。
ハハが上手に温度管理をして開花時期を調整してくれているおかげで、長きに渡って楽しむことができております。
ところで、先日とある場所でたくさんのクンシランを見る機会があったのですが、葉っぱがあちらこちらに伸びており、容姿が歪んでおりました。
我が家のクンシランは容姿が整っているものが多いのですが、ハハよ、育て上手なのね。

まかせて♪




デンドロビウム・キンギアナム


ラン科セッコク属の多年草・デンドロビウム・キンギアナム。
雪国である我が家では冬季はさほど日が差さないのですが、今冬は晴れの日も多く、強い日光を好むデンドロビウム・キンギアナムにとっては好ましい開花条件が揃ったようで、例年に比べてたくさんの花を咲かせてくれました。
赤紫色の存在感は抜群で、目に見えぬ圧を感じる日々でした。
ところで、先日訪れた秋田県立農業科学館(秋田県大仙市)に、デンドロビウム・キンギアナムの原種であるシルコッキーが展示されていたのですが、白色のためかとても清楚な印象を受けました。


似たお花なのに、色だけでこうも感じ方が違うのですね。
シルコッキー以外にも、秋田県立農業科学館には約200種類の熱帯・亜熱帯植物が植栽され、四季を通じてさまざまな花や果実を観察することができます。
私が訪れた時は、以下のような植物が見頃を迎えておりました。
赤い化粧パフのような花の形から「パウダーパフ」の英名を持つ、マメ科カリアンドラ属の常緑低木・カリアンドラ。


ウッディー・ウッドペッカーではありません。
ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の多年草・ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)。


生活感覚としては果物ですが分類上は果物ではなく野菜となる、パイナップル科アナナス属の多年草・パイナップル。
パイナップルは本来は松 (pine) の果実 (apple) =松かさを指していたのですが、18世紀頃に似た外見をもつ本種の果実に転用され今に至ります。


パイナップルと同じく分類上は果物ではなく野菜となる、バショウ科バショウ属の多年草・バナナ。
バナナの果実の下にぷら〜っとぶら下がっている、ラグビーボールのようなものがバナナの花(通称バナナハート)です。
下記画像では青みがかった灰色をしておりますが、実際の色は濃い赤紫色をしております。


秋田県立農業科学館では、秋田県の農業の過去・現在・未来の姿を学ぶことができます。
また、熱帯温室、果樹園や曲屋など、多様な施設を活用した様々な企画展示や教室を行っておりますので、興味のある方は公式サイトにて確認してみてください。
オキザリス


カタバミ科カタバミ属の多年草・オキザリス。
オキザリスには様々な品種がありますが、こちらオキザリスは葉はハート型の三つ葉の形で、濃いピンク色のお花を咲かせるオキザリス・ボーウィー(和名:ハナカタバミ)です。
キジカクシ科オモト属の多年草・オモト(万年青)の鉢に土を入れる際、その土にオキザリスの球根が混じっていたようで、いつの間にやら生長していたオキザリス。
はじめは2、3輪と控えめに咲いていたのですが、あっという間に鉢を席巻してしまい、これではオモトのための鉢なのか、オキザリスのための鉢なのか、分からなくなってしまいました。


とても図々しい、もとい、たくましいお花です。
フキ


キク科フキ属の多年草・フキ。
フキは早春の花蕾をフキノトウと呼び、春から夏にかけて伸びる葉柄(ようへい)をフキと呼んで利用されております。
敷地内のあちらこちらで芽吹くフキノトウを我が家では食することはなかったのですが、何の気まぐれか、昨年から食卓に上がるようになりました。
では写真の1枚でも撮ろうかと、フキノトウが群生している場所に行ったのが運の尽き。
居たんですよ、ヤツが。
私が大大大大大っ嫌いなヤツが!!!!!




フキノトウの周りには籾殻が散乱しており、とても暖かく穏やかな気候だったこの日は、籾殻の上はフカフカで、さぞ気持ちが良かったことでしょう。
絶叫しながら逃げる私を尻目に、ヤツは微動だにせず。
ヤツが平気な家族は私の逃げる様を見て笑っておりましたが、全然笑い事じゃない!
見つけてしまった瞬間に、その日の体力を全て使い切ってしまったかのような疲労感に襲われました。
ということで、上記画像のフキノトウは、フキノトウが群生している場所まで近付くことができなかった私が撮った精一杯の一枚です。
ちなみに、フキノトウは生長すると下記画像のように花が咲き苦味が増しますので、食材として利用する場合は花が咲く前の蕾の状態を収穫します。


まとめ


今回は「冬から春にかけての花々」についてご紹介しました。
我が家の田んぼの畦(あぜ)も整えられ、着々と季節は進んでいっておりますが、春一番にヤツに出会ってしまった私の心は一向に前に進めそうにありません。
クンシランでも愛でて、心を落ち着かせようと思います。