こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「セミ」についてのお話です。
田舎というのは、常に何かしらの鳴き声が響いているものでございます。
春になると田んぼにやって来ては気の抜けた鳴き声を放つアオサギに始まり、庭ではメジロやハト、キジバトが鳴き、裏庭ではハクセキレイが鳴き、田んぼに水が入ればカエルが鳴き、暖かくなれば遥々南からやって来たツバメが鳴き、梅雨が明ける頃にはセミが鳴き始め、お盆を過ぎればキリギリスやスズムシ、コオロギなどが鳴き始めます。
つまり、ずーっと煩いです。
カエルの大合唱の時にも少しお話をしたのですが、最近の高気密・高断熱の住宅であればさほど気にならない鳴き声も、古い我が家ではハッキリと聞こえてきます。
カエルの大合唱が落ち着いてきたと思ったら、今度はセミが待ってましたとばかりに鳴き始めます。
午前中はミンミンゼミの「ミーンミンミンミンミー」、午後はアブラゼミの「ジージージリジリジリー」、そして夕方はヒグラシの「カナカナカナカナカナー」。
セミの鳴き声を聞いただけで、気温が3度くらいは上がった気になります。
リレーでもしているかのように、隙間なく鳴き続けております。
日中の暑い時間帯よりは比較的涼しい朝夕に鳴くらしいのですが、我が家の庭に居座っているセミは暑さ寒さに関係なく、ずーっと鳴き続けているような…。
ちょっとは遠慮して欲しいものです。
鳴いている姿を確認しようと近づくと、セミは鳴き止みます。
鳴いて存在をアピールするくせに、近づくと鳴き止むなんて…、弄ばれているのでしょうか。
たまに間違って我が家に入って来てしまい、夜中に「ミーンミンミンミンミー」と大音量で鳴く迷子のセミがおります。
セミにとっても人間にとっても不幸でしかない、この状況。
幸いにも今年は誰も迷子にならずにセミの季節は終わりを迎えました。
よかったよかった。
お盆頃まで続いたセミによる鳴き声の波状攻撃が終わったかと思えば、今度は秋の鳴く虫達の出番です。
鳴き声の種類は増えましたが、カエルやセミほどの暑苦しさを感じないのが、せめてもの救いです。
ちなみに、カラスとスズメは年がら年中鳴いております。
いまいましい。