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その実、毒があるかも!?色とりどりの実のなる花木

写真:ムラサキシキブ(またはコムラサキ)の実

こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。

今回は「実のなる花木」についてのお話です。

我が家の植物の中には花が終わった後に実をつけ、秋に色づく花木が何種類かありますので、ご紹介したいと思います。

中には毒持ちもおります。

目次

ムラサキシキブ

写真:ムラサキシキブ(またはコムラサキ)の実
9月下旬のムラサキシキブの実

シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木・ムラサキシキブ紫式部)

ムラサキシキブは夏にピンク〜薄紫色の花を咲かせた後に結実して直径3〜4mm程の球形になり、秋に熟して艶やかな紫色に色づきます。

ヒヨドリなどの野鳥が狙ってくるようですが、まだ木が小さすぎて存在感が薄いためか、今年は無事にやり過ごせたようです。

写真:ムラサキシキブの商品説明

生花店にてムラサキシキブの名前で販売されておりましたが、流通上はコムラサキも含めてムラサキシキブとして販売されているそうな。

我が家のこの子は…、どちらなんでしょう???

ヒオウギ

写真:ヒオウギの実
10月上旬の檜扇の種

アヤメ科アヤメ属の多年草・ヒオウギ(檜扇)

ヒオウギは晩夏にオレンジ色の花を咲かせた後にたくさんの鞘をつけ、晩秋になるとこの鞘が割れて直径5mm程の黒光りする種が姿を現します。

この種を土に植えると2〜3年程で花が咲くようですが、我が家の植物はすでに飽和状態ですので、我が家では花材として利用しております。

スズラン

写真:スズランの実
10月中旬のスズランの実

キジカクシ科スズラン属の多年草(山野草)・スズラン

スズランは春に真っ白な花を咲かた後に結実した後直径1cm程の球形になり、秋に赤く色づきます。

プルンとしておりても美味しそうな実に見えますがスズランは全草に毒を持っておりますので、お手入れする際は素手で触ってはいけません、ゴム手袋必須です!

我が家ではスズランが実をつける頃、その脇から同じく毒持ちのコルチカムが顔をのぞかせるのですが、お互いの毒に追い詰められることなく今日まで共存共栄しております。

野鳥達も手を出さないスズランの実、周りの植物達の心中はいかばかりか。

くわばらくわばら。

ちなみに、名前に「ドク」とあるドクダミは無毒でございます。

ウメモドキ

写真:ウメモドキの実
10月中旬のウメモドキのの実

モチノキ科モチノキ属の落葉低木・ウメモドキ

ウメモドキは初夏に淡いピンク色の花を咲かた後に結実して直径5mm程の球形になり、秋に赤く色づきます。

紫式部の実と同様に野鳥がこの赤い実を狙ってくるようですが、食べられている形跡は見当たらず。

田舎には野鳥のエサとなる木の実が豊富にありますので、わざわざ人家まではやって来る必要はないのかもしれません。

ユズリハ

写真:ユズリハの実
10月中旬のユズリハの実

ユズリハ科ユズリハ属の常緑樹・ユズリハ

ユズリハは雌雄異株ですが、我が家のユズリハは雌の樹ですので開花後には結実して直径1cm程の大きさになり、晩秋にかけて次第にブルーベリーのように青黒く色づきます。

ユズリハの実には毒が含まれておりますが、口にしなければ心配はありません。

美食家なのか馬鹿舌なのか、ヒヨドリなどの野鳥の中には毒のあるこの実を食べる鳥もいるとのこと。

初夏にこのユズリハの木に営巣し子育てを行なっていたヒヨドリは、この頃から目を付けていたのかもしれません。

ベニシタン

写真:ベニシタンの実
10月中旬のベニシタン

バラ科シャリントウ属の常緑低木・ベニシタン紅紫檀)

ベニシタンは春から初夏に花が咲いた後に結実して直径5mm程の大きさになり、秋に熟して濃い紅色に色づきます。

こちらも野鳥に狙われるのですが、人間にとっては不味くて食用には向いておりません。

ベニシタンは我が家のような寒冷地では葉も紅葉し、実と共に美しい姿を見せてくれます。

写真:葉も紅葉したベニシタン
11月上旬のベニシタン

ナツメ

写真:ナツメの実
10月下旬のナツメの実

クロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木・ナツメ(棗)

ナツメは初夏に黄緑色の花を咲かせた後に結実して直径2〜3cm程の楕円形になり、秋に紅褐色に熟します。

栄養満点のナツメの実を今年はドライフルーツやコンポートにでもしようかと画策しておりましたが、相次ぐ強風と雨に、あえなく撃沈。

収穫時期の見極めが重要なようです。

写真:散らかったナツメの実
強風と雨によって落下してしまったナツメ

ボケ

写真:秋のボケの実
11月上旬のボケの実

バラ科ボケ属の落葉低木・ボケ(木瓜)

ボケは春に朱色の花を咲かせた後に結実して、秋になると黄色く熟します。

ボケの実の形は時季や個体によって様々ですが大きさは直径7〜10cm程になり、とても良い香りがします。

熟したボケの実に毒はありませんが渋みや酸味が強いため生食には向いておらず、砂糖煮にしたり果実酒にするものがほとんどです。

写真:夏のボケの実
7月下旬のボケの実

ナンテン

写真:ナンテンの実
11月下旬のナンテンの実

メギ科ナンテン属の常緑低木・ナンテン(南天)

ナンテンは初夏に白い花を咲かせた後に結実して直径7mm〜1cm程の球形になり、秋に紅褐色に熟します。

ナンテンは毒持ちですが含有量は僅かですので大量に摂取しなければ危険性はほとんどありません。

とは言っても、安易には口にしない方が良いでしょう。

ユズリハの実と同様に毒が含まれているのにも関わらず、野鳥はこの実を食べにやって来ます。

ただし、野鳥も実に毒があるのは分かっているようで必要以上に食べることはないそうです。

まとめ

今回は「実のなる花木」についてご紹介しました。

自然界に多い赤い実は、グミなどの限られた種類以外は渋かったり苦かったりと、果実を噛んで食べる人間にとっては好ましくないものが多いのですが、果実を噛まずに丸呑みする鳥達にとっては大した問題ではないようです。

イチイの実もそうですが、赤い実はとても美味しそうなので手を伸ばしてしまいそうになりますが、どこにどんな毒が潜んでいるか分かりませんので、見知らぬ植物の場合は眺めるだけに留めようと思います。

毒は意外と身近にあるものなのですね。

写真:ムラサキシキブ(またはコムラサキ)の実

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