こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「緑のざる中華 – 林泉堂編」についてのお話です。
夏の終わりに夏の定番をご紹介するのもなんですが、来年のご参考までに。
緑のざる中華とは
はじめに、ざる中華とは、中華麺を茹でて冷やしたものを麺つゆに付けて食べる料理で、秋田をはじめとする東北地方の夏の定番料理となっております。
つまり、ざる蕎麦の中華麺バージョンです。
普通の中華麺は黄色ですが、秋田では緑色の中華麺がが売られております。
これが緑のざる中華です。
緑色を出す原料は製造会社によって異なり、ギバサ・ワカメ・ホウレンソウ・モロヘイヤなどが使われております。
今回は、ギバサとワカメを使っている林泉堂の緑のざる中華をご紹介します。
林泉堂とは
以前のブログでも少しご紹介したのですが、林泉堂(りんせんどう)とは麺製品を中心に販売している秋田県横手市の食品メーカーです。
今回ご紹介するざる中華の他に、ラーメンや横手焼きそば、蕎麦なども販売しております。
緑のざる中華
ギバサ涼めん
ギバサ涼めんのパッケージは2種類あるようですが、内容物は同じ麺とタレです。
ギバサ涼めんの緑色を出す原料はギバサです。
ギバサとは、海藻アカモクの秋田での呼び名です。
ギバサはアカモクの名前の通り生の段階では赤褐色なのですが、湯掻くと鮮やかな緑色へと変化します。
尋常でない粘りを持つギバサが練り込まれた中華麺は、茹でるとプリプリの食感となります。
麺の茹で時間は2〜3分程で、茹で汁はトロトロになり、しばらく冷めそうにありません。
茹で汁は磯の香りがするのですが、茹でて水で締めた麺からは香りがほとんどしませんので、磯の香りが苦手であっても、気にせず食べられると思います。
鰹と昆布を使用した醤油ベースのタレは、甘い味付けが好きな秋田県人に合わせてか甘めの味付けで、少しトロミが感じられます。
ざる中華の薬味には我が家の畑で採れたネギ、青じそ、ミョウガなどを使用します。
また、ワサビやショウガ、海苔なども使用します。
アカモクざるラーメン
アカモクざるラーメンの内容物も、麺とタレです。
アカモクざるラーメンの緑色を出す原料は、ギバサ涼めんと同じく「アカモク(ギバサ)」です。
下記画像ですと少しくすんだ緑色に見えますが、実際はもっと綺麗な緑色をしております。
ギバサ涼めんと同じくタレは甘めです。
ギバサ涼めんとの違いは正直よく分かりませんが…、どちらの麺もプリプリしていて美味しいです!
わかめざる中華
わかめざる中華の内容物も、麺とタレです。
こちらは4食入りとなっております。
わかめざる中華の緑色を出す原料は「わかめ」です。
ギバサを練り込んだ中華麺と違い、わかめを練り込んだ麺は茹でて水で締めた後もわかめの香りがします。
下記画像ですと薄めの緑色に見えますが、実際は鮮やかな緑色をしております。
わかめざる中華の麺はツルツルしており、喉越しがとても良いです。
こちらのタレも甘めです。
冷やし中華
林泉堂は緑のざる中華だけではなく、普通の黄色い麺の冷やし中華も販売しております。
この日は、畑で採れたトマトとキュウリをトッピングに使用しました。
秋田県産比内地鶏を使用したまろやかなスープは、冷やし中華特有のスープの酸味が苦手な方でもイケると思います。
まとめ
今回は「緑のざる中華 – 林泉堂編」についてご紹介しました。
ざる中華は全国的な夏の定番と思っていたのですが、東北地方を中心に食べられていたんですね。
緑の中華麺となると、さらに限定的とは…もったいない!
緑色を出す原料によって風味や食感が違いますので、手にする機会がありましたら、是非食べ比べてみてください。
八郎めんの冷やし中華共々、これからも我が家の夏の食卓を支えてくださるよう、よろしくお願い申し上げます。