こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「思ってたんとちがう!?いきもの」についてのお話です。
ここ数年、夏休みの時期になりますと、甥っ子を連れて秋田県横手市にある秋田ふるさと村に行くことが恒例となっております。
何をしに行くかといいますと、普段なかなかお目にかかれない生き物たちとの交流を図るためです。
今年は「思ってたんとちがういきもの展」と「カブト・クワガタキングダム」が開催されておりました。
どちらも今週末(8月28日)までの開催となっており、料金は3歳以上800円ですが、両方観賞する場合はセット券1,400円もございます。
秋田ふるさと村
営業時間 | 9:30〜17:00 |
休業日 | 施設メンテナンス休業日 : 1月中旬(10日間) |
料金 | 入場無料(有料施設あり) |
住所 | 秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46 |
お問い合わせ | 秋田ふるさと村 0182-33-8800 |
アクセス | 秋田自動車道 横手インターチェンジを降りて、すぐ左折 |
思ってたんとちがういきもの展
「思ってたんとちがういきもの展」はその名の通り、「思ってたんとちがう!」33種類の生き物たちが勢揃いしております。
その中からネタバレにはなってしまいますが、いくつかご紹介したいと思います。
青・黄・オレンジ色の細長い手足と、丸く突き出た真紅のお目々が可愛らしいアカメアマガエル(赤目雨蛙)。
私はこの真紅のお目々が大好きなのですが、アカメアマガエルは夜行性。
日中は上記画像のように手足を折り畳み目も閉じておりますので、どこにも色が見当たらず、ちょっと大きいシュレーゲルアオガエルにしか見えません。
しかも秋田ふるさと村の営業時間は17:00まで…、アカメはいつ見られるのでしょうか。
確かに、思ってたんと違う。
アカが見られないのであれば、アオを見よう!
ということで次にご紹介するのは、体長が15ミリ程で透き通るような美しい緑色(青色)をしたアオミオカタニシ(青身陸田螺)。
この緑色は体の色で、殻は白色の半透明なため体色が透けて見えております。
ツノの付け根のつぶらな黒色のお目々がとても愛らしいでタニシです。
色の次は、柄が特徴的な生き物のご紹介です。
丸くて厚みのある体型と黒い水玉模様が目を引く、クロホシマンジュウダイ。
可愛らしい和名を頂いているクロホシマンジュウダイの学名は「スキャットファーガス・アーガス」と言います。
このスキャットファーガスとはラテン語で「ウンチを食べる」という意味です。
和名から得る印象と大分隔たりがありますが、美味しいお魚のようです。
黒い水玉模様の次は、白い水玉模様の生き物です。
黒褐色の体に、花びらが舞っているかの様な白い水玉模様のハナビラウツボ。
わたくし、ヘビは大・大・大っ嫌いなのですが、ウツボは好きと嫌いの境界線上に存在しており、何とかギリギリ平静を保っていられる生き物です(2022年8月現在)。
クロホシマンジュウダイと同様に可愛らしい和名を頂いておりますが、ウツボは海のギャングと呼ばれており、生息域界隈では食物連鎖の上位に君臨しております。
…全然可愛くない。
次にご紹介致しますのは、目立つ水玉模様とは打って変わって地味なお肌の持ち主です。
エリを広げている姿の方が有名な、エリマキトカゲ。
エリを広げていない状態ですと頭でっかちに見え、木と同化しているせいもあって地味地味です。
危険を感じなければエリは広げないため、飼育下ではほぼエリは開店休業状態。
イベントの開催期間中にエリを広げたことはあるのでしょうか。
それではトカゲをもう一つ。
次にご紹介するトカゲは、ペットとしても人気がある愛嬌抜群のトカゲです。
見た目のいかつさとは違い、全身を覆っているトゲはゴムのような感触のフトアゴヒゲトカゲ。
ペットとしても飼われることから比較的温和な生き物だと思われがちですが、怒ると恐いトカゲです。
人生を達観したかのような佇まいが、貫禄たっぷりです。
わたくし、元々はヘビやトカゲといった爬虫類は大っ嫌いだったのですが、甥っ子を連れて毎年見て回るうちに、トカゲに対する耐性が年々増していったようで、今では大変楽しく拝見させて頂いております。
何年か前のイベントで脱皮真っ最中のトカゲが気になりじーっと見ているうちに、トカゲって可愛いかも、と思うようになりました。
爬虫類が苦手な家族は同意してくれませんがね、…解せぬ。
最後に、DNA的にはゾウの仲間の生き物をご紹介します。
色々な生き物の特徴を併せ持っている、謎多き生き物ケープハイラックス。
一生伸び続ける前歯という点ではネズミの仲間ですが、上顎の臼歯はサイに、下顎の臼歯はカバに似ており、骨格全体はサイに、前足の手根骨(しゅこんこつ)はゾウに近く、内臓の構造はウマに近い。
何だかキメラのようですね。
上記画像を見る限り、子どもの相手をして精も根も尽き果てた休日のお父さんのようですが、こう見えてゾウとは共通の祖先から進化したことが証明されております。
カブト・クワガタキングダム
「カブト・クワガタキングダム」では、世界最重量のアクティオンゾウカブトや、アジア最大のカブトムシ・コーカサスオオカブトなど、世界中の様々なカブトムシとクワガタが約25種類展示されております。
その中でも一番人気は、みんな大好き!カブトムシの王様・ヘラクレスオオカブト。
長く立派に伸びた角が素敵でございます。
会場には滅多に見ることのない、ヘラクレスオオカブトのサナギも展示されております。
実物はちょっとキモカワでございます。
この他に、会場にはお子様たちに大人気のザリガニ釣りのコーナーもあります。
苦手な方が多いと思いますので画像は載せませんが、ミルワームというウネウネ&ピチピチしたゴミムシダマシ科の幼虫と触れ合える場所もあります。
私は爬虫類と共にこの手の生き物はとても苦手だったのですが、トカゲと同様に年々耐性が増していったようで、3年前、ついにオオヤスデを手の上に乗せられるようなりました。
感想としては、気持ち悪い!というより、くすぐったい!が勝った次第です。
というわけで、ミルワームもすんなり手の上に乗せられたのですが、感想はやっぱりくすぐったい!です。
飼育員さんが
「みなさん、気持ち悪い気持ち悪いって、おっしゃるんですよ…」
と、ちょっと悲しそうに呟いておりましたので
「かわいいわよ〜、キュートよ〜」
と、お声がけをしておきました。
ちなみに甥っ子は「僕はちょっと…」と言って、その場から立ち去ってしまいました。
まとめ
今回は「思ってたんとちがう!?いきもの」についてご紹介しました。
知れば知る程、生き物というのは楽しいものですね。
毎年のように足繁く通ったおかげで爬虫類への耐性が年々増してはおりますが、ヘビだけは絶対にイヤでございます。