こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「アジサイ(紫陽花)」についてのお話です。
我が家にはガクアジサイ(額紫陽花)とホンアジサイ(本紫陽花)の2種類のアジサイがあるのですが、例のごとく、勝手に育ってくれております。
アジサイとは
アジサイ科アジサイ属の落葉低木・アジサイ(紫陽花)。
アジサイは、花の色や形がとても豊富で、次々と新品種が登場しております。
耐暑性も耐寒性も抜群ですので、一度植えてしまえば長い間お花を楽しむことができます。
アジサイの花の色は、色のベースとなるアントシアニンと、土の中に含まれるアルミニウムが反応することによって変化します。
アルミニウムをたくさん吸収したアジサイは青色に、しなかったものは赤色に、その中間が紫色になります。
我が家のアジサイは個々で方向性が違うようで、株が同じであっても、様々な色の花を咲かせます。
自由ですね𖤐˒˒
ちなみに、白色のアジサイは、もともとアントシアニンを持っていないため色が変化しません。
ガクアジサイ
古くから日本の庭を彩ってくれているガクアジサイ(額紫陽花)。
ガクアジサイは他の種類とは異なり暑さ寒さの他に乾燥にも比較的強いため、丈夫で育てやすいガクアジサイです。
ガクアジサイの花には真花(しんか)と装飾花があります。
中心部に密集しているのが真花で、その周りを囲む花弁のように見えるものが、萼(がく)が発達した装飾花です。
我が家のガクアジサイの花は初めは全体的に黄緑色をしており、徐々に色付いていきます。
同じ株の花でも、下記画像のように色に個性が出ます。
アルミニウムを積極的に吸収した枝の花と、成り行きに任せた枝の花とでは、こんなにも色の違いが出るんですね。
毬のような真花はポツポツと色付いていき、とても可愛らしいお花を咲かせます。
真花には小さいながらも、雄しべと雌しべ、花弁がしっかりと揃っております。
ちなみに、装飾花の真ん中にポチッと丸いもがあるのですが、これもお花です。
このお花は全部が咲くわけではなく、咲いたり咲かなかったりです。
八重咲きのガクアジサイ
ガクアジサイの園芸品種:隅田の花火。
星形の花が飛び出すような形をしており、花火が打ちあがって開いたように見えることから、隅田川の花火にたとえてその名が付きました。
隅田の花火は花枝が長く、八重咲きのお花を咲かせます。
花色は咲き始めは白色なのですが、次第にうっすらと青が入る場合もあります。
花色とは対照的に、花芽はとても濃い緑色をしております。
ホンアジサイ
ホンアジサイ(本紫陽花)は原種のガクアジサイから改良した園芸品種ですが、現在ではアジサイというと原種のガクアジサイよりもこちらのホンアジサイを思い浮かべる人の方が多いと思います。
ホンアジサイは、全体が装飾花で覆われる手まり咲きのために真花がないように見えますが、装飾花をかき分けると真ん中に真花があります。
ちなみに、気象庁が出すアジサイの開花予報では、標準木の真花が2~3輪咲いた時を開花日とするそうです。
我が家のホンアジサイの花芽は、ガクアジサイと同様に黄緑色をしております。
このホンアジサイの基本色は水色なのですが、お隣の花との色被りは避けたいのか、個性的な色を打ち出すお花もあります。
一番多い色は下記画像のような綺麗な水色で、装飾花の縁の方から中央部分に向けて色づいていきます。
次に多いのは少し紫がかった青色です。
数は一番少ないのですが、紫色もチラホラと咲いております。
紫からピンク色へとグラデーションになっている、一風変わった色使いもあります。
桜の木の下のホンアジサイ
桜の木の下にもアジサイを植えているのですが、こちらの花の色は紫色の一輪を除いた他は、綺麗な青色です。
どうやら桜の木の下はアルミニウムが豊富なようです。
ところで、以前このアジサイの周りの草取りをしていたところ、根元から凶悪な顔つきのヘビが突然現れたことがあります。
ヘビが大・大・大・大・大っ嫌いな私は、以来、このアジサイの存在が心の傷となっております。
写真を撮る際も、なるべく距離をとるために、へっぴり腰でございます。
お花に罪はありませんが、こんな時は田舎が物凄くイヤになります。
まとめ
今回は「アジサイ」についてご紹介しました。
アジサイはとにかく旺盛に育ちます。
毎年限界ギリギリまで剪定を行っている人間の苦労を嘲笑うかのように、初夏にはこんもりと生い茂ります。
冬には排泄される雪の下敷きとなるのですが、全くへこたれる気配がありません。
剪定した枝を土の上に放置しようものなら、そこで根付く場合もあります。
アジサイの地植えには、覚悟が必要です。