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春の花々 – フクジュソウ・キクザキイチゲ・連翹・ヒマラヤユキノシタ・スイセン・梅・椿・桜

写真:ウメ

こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。

今回は「春の花々」についてのお話です。

以前の「新芽」についての時もお伝えしたのですが、今年は3月上旬に高い気温の日々が続いたためか、我が家の植物たちの芽吹きは全体的に例年より2週間程早くなっております。

ボーッとしていると見頃を逃してしまいそうですので、こまめに敷地内を散策するようにしております。

目次

フクジュソウ

写真:フクジュソウ01

キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草・フクジュソウ福寿草)

フクジュソウはお日様が大好きなのですが、昼間であっても日が陰るとお日様以外に用はないとばかりに、すぐにお花が萎んでしまいます。

ある意味とても一途なんだと思います。

フクジュソウは全草有毒ですので花後にできる実(上記画像左上)を人間は食べることができませんが、わざわざこの毒ありの実を食べる鳥や昆虫もおります。

写真:フクジュソウ02

毎年どのお花よりも先に春の訪れを告げてくれるフクジュソウですが、今年はお花が出揃うやいなや葉っぱがグングンと伸び、気が付いた時にはこんもりとしたお山となっておりました。

温かすぎて、生き急いでしまったかのようです。

キクザキイチゲ

写真:キクザキイチゲ01

キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草・キクザキイチゲ(菊咲一華)

キクザキイチゲもフクジュソウと同じく、有毒植物の宝庫であるキンポウゲ科の所属にございます。

その可憐さから春の妖精(スプリング・エフェメラル)と称される菊咲一華ですが、やはり美しいものには毒があるんですね…。

ちなみに、キンポウゲ科の大親分はトリカブトにございます。

写真:キクザキイチゲ02

我が家のキクザキイチゲの生育場所は、初夏に花を咲かせる全草有毒のスズランのお隣です。

そのスズランの合間からは、秋になるとこれまた毒持ちのコルチカムが顔を覗かせます。

右を見ても左を見ても、毒、毒、毒…。

ドキドキ。

レンギョウ

写真:レンギョウ

モクセイ科レンギョウ属の落葉低木・レンギョウ(連翹)

ピッカピカの黄色の印象が強烈なせいか、同じ花木でも、桜や梅、椿よりも開花日数が長いように感じられます。

レンギョウは暑さ寒さに強く放任でも丈夫に育ってはくれますが、生育が早いために定期的に剪定を行う必要があります。

我が家のレンギョウも見た目がわちゃわちゃとしてきましたので、そろそろ剪定が必要かと。

レンギョウの選定時期は年に2回あり、お花が散った後の剪定では夏の生長期に備えて大きさを調整するなどの軽めの剪定を行なって全体のバランスを整え、冬場(12月〜3月頃)の剪定では不要な枝や枯れている枝、内側に伸びて混み合っている枝などを取り除きます。

忘れてしまわぬようカレンダーに記しておこうと思います。

ヒマラヤユキノシタ

写真:ヒマラヤユキノシタ

ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の多年草・ヒマラヤユキノシタ

ヒマラヤユキノシタは花期がとても長く、我が家では1ヶ月以上咲き続けてくれる場所もあります。

咲き初めは薄いピンク色をしている花弁は、日が進むに従って濃いピンク色に変化していきます。

スイセン

写真:ミニスイセン

ヒガンバナ科スイセン属の多年草・ミニスイセン

写真:ラッパスイセン

ヒガンバナ科スイセン属の多年草・ラッパスイセン

写真:ミニ水仙とラッパスイセン

スイセン属にはニホンズイセンやラッパスイセンなどたくさんの品種があり、スイセン属に含まれる植物を総称してスイセンと呼ばれております。

我が家では数種類のスイセンを育てているのですが、ミニスイセンの大きさはラッパスイセンの半分くらいです(上記画像参考)。

生育場所にもよりますがミニスイセンの方が2週間程早く咲き始めるため、揃って見られる期間は1週間程です。

一般にヒガンバナ科の植物には毒が含まれており、スイセンも全草有毒です。

有毒と言っても口にしなければ大丈夫なのですが、毎年のようにニラとスイセンを間違えての食中毒のニュースが後を絶ちません。

前にも言いましたが、野菜はその辺に生えてなどおりません。
野菜は育てるものです。

こうやってみると、毒持ちの植物って結構身近にあるものですね。

ウメ

写真:ウメ01

バラ科サクラ属の落葉高木・ウメ(梅)

今日ではサクラが日本の春の花の代表のような扱いになっておりますが、昔はウメの方がサクラより人気があり、万葉集ではハギ(萩)に次いで多く、119首詠まれております。

まだ寒い春先に他の花に先駆けて咲くウメに、季節が移り変わる喜びの気持ちを託したのでしょう。

万葉集に詠まれているウメは全て白梅と考えられており、紅梅が日本に伝わるのはもう少し後の時代になります。

ところで、日本最古の医学書「医心方」には「梅は三毒を断つ」と書かれており、これは血毒(熱中症)、水毒(水あたり)、食毒(食中毒)に効くことを意味しております。

キンポウゲ科やヒガンバナ科の毒にも効くかどうか、気になりますね…。

ツバキ(赤色)

写真:ツバキ01

ツバキ科ツバキ属の常緑低木・ツバキ(椿)

今年の赤いツバキは蕾が膨らんできたと思ったら、あっという間に開花しました。

写真:ツバキ02

本人達の前では「キレイよ〜、美しいわよ〜」と褒めちぎっておいたのですが、連日の温かい日差しに追われて慌てて身支度を整えたせいか、例年に比べて今年はなんだかチグハグな咲き方をしているように見えました。

何でも早ければ良いというわけではなく、「徐々に」が性に合っている植物も多いと思います。

サクラ

写真:サクラ

バラ科サクラ属の落葉高木・サクラ桜)

ブルーベリーの植え替えの際に想定外のこととは言え根を傷つけてしまいましたので、機嫌を損ねて開花を拒否されたらどうしようかと思っておりましたが、毎日のご機嫌伺いのおかげか、不貞腐れることなく綺麗に咲いてくれました。

良かった良かった。

写真:サクラとツバキ

サクラの木をよくよく見てみると、伸びた枝と同じくらの長さまで根も伸びておりました。

枝も根もあと5メートル程伸びると用水路に到達してしまうのですが、さすがにそこまでは伸びませんよね、サクラさん。

まとめ

今回は「春の花々」についてご紹介しました。

一昨日に満開を迎えた桜を愛でながらお茶でも、と思っていたのですが、週末は曇天雨天の天気模様。

ここ数年、桜の満開を心穏やかに楽しむことができておりません。

超絶晴れ女の私をも凌駕する雨女、もしくは雨男が近くにいるようなのですが、怪しいのは…あの人かな。

写真:ウメ

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