こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「独特のニオイがする花々」についてのお話です。
偶然開花の時期が重なったのですが、今回ご紹介する花々はそれぞれ独特の香りを持っております。
タチアオイ
アオイ科タチアオイ属の多年草・タチアオイ(立葵)。
タチアオイは、ハイビスカスにも似た白やピンク、濃い紫色などのお花を、6月頃から2か月近く咲き続けてくれます。
梅雨入りと同時に下から上へと順々に咲き上り、花茎の頭頂部まで咲くと梅雨明けと言われており、ツユアオイ(梅雨葵)とも呼ばれております。
タチアオイは一重咲きの品種以外にも、半八重咲き、八重咲き、ピオニー咲きの品種があります。
我が家では上記画像の一重咲き以外に、下記画像のような半八重咲き、八重咲きの立葵が育っております。
育てているというよりも、毎年勝手に零れ種から育っていると言った方が正しい我が家のタチアオイ。
独特のニオイが虫を呼ぶようで、誘われた虫たちは狂ったように花粉を求めてお花に突っ込んで行きます。
魔性の花のようです。
ちなみに、虫たちには大好評のタチアオイの香りですが、私はちょっと…。
シュッコンカスミソウ
ナデシコ科カスミソウ属の多年草・シュッコンカスミソウ。
シュッコンカスミソウは、細かく枝分かれした先に無数の白い小花をふんわりと咲かせるお花です。
ふんわりとした可憐な印象からは甘くていい香りがしそうですが、実際はあまりよろしくないニオイです。
今年は我が家のシュッコンカスミソウが咲く前に、ご近所さんから大量のシュッコンカスミソウを頂きましたので仏花としてお供えしたのですが、あまりのボリュームに仏様が霞がかってしまいました…。
我が家の仏様は、ニオイもカスミも気にしない心の広い方々と信じております。
ツルバギア
ヒガンバナ科ツルバギア属の多年草・ツルバギア。
ツルバギアはよく伸びる花茎の先に、ピンクや赤紫色の星型のお花を放射状に咲かせます。
何とも言えないニオイが玉に瑕ではありますが、とても可愛らしい見た目をしております。
長期間咲き続けるハイキンポウゲとヒルザキツキミソウに行く手を阻まれてか、今年はなかなか姿が見えずヤキモキした日々が続いておりましたが、先週からスラリとした美しい立ち姿を見せてくれるようになりました。
ところが、お花が咲き始めた頃に、ハハがちょっとしでかしまして…
ツルバギアが咲き始めたよ♪
…あっ!?
えっ!?何!?
触ったら茎がちょっと曲がったかも…
…。
こう見えて梅雨の長雨や夏の暑さにはめっぽう強いので、ハハの戯れも大目に見てくれることでしょう。
ユリ
ユリ科ユリ属の多年草・ユリ。
ユリは花姿や草姿、開花期などがさまざまで、多くの園芸品種があります。
交配してつくられた品種も多くあり、上記画像のユリはLA(ロンギフローラム×アジアティック)ハイブリッドという交配種です。
LAハイブリッドは扱いやすく、また栽培のしやすさから流通量が年々伸びてきてはおりますが、ユリ特有の甘くて強い芳香が、ユリの切り花の需要拡大の足かせとなる場合もあるようです。
確かに、ユリのニオイは屋外の場合はさほど気にならないのですが、屋内ですとこもったニオイでむせ返りそうになります。
昨年ご近所さんからお仏壇用にと大量のユリを頂いた時も、しばらくニオイが立ち込めておりましたからね…。
ウチワサボテン
サボテン科オプンチア属のサボテン・ウチワサボテン(団扇仙人掌)。
我が家のウチワサボテンの詳しい品種名は不明ですが、お花を見るに南蛮団扇(ナンバンウチワ)ではないかと思われます。
とても鋭く太い棘を持つためいかつい容貌をしておりますが、その刺々しさに負けないとても豪華で鮮やかなお花を咲かせます。
お花からは、これと言ったニオイは感じられなかったのですが、数多のアリが群がっているところを見るに、何かがあるのだと思います。
ちなみに、ウチワサボテンの花芽は下記画像のように親株からニョキッと生えてきます。
レッドカラント
スグリ科スグリ属の落葉低木・レッドカラント。
レッドカラントの和名はフサスグリですが、赤い実のものは赤スグリとも呼ばれております。
我が家ではベリー類としてブルーベリーとラズベリーを育てているのですが、今年から新たにレッドカラントが加わりました。
レッドカラントは初夏にキラキラと煌く5mm〜1cm程の赤い実を付けるのですが、甘みより酸味がとても強いため、ジャムやシロップのように加工して使われることが多いです。
ポリフェノールの含有量がブルーベリーを遥かに凌ぐようですので、着実に育てていきたいと思います。
まとめ
今回は「独特のニオイがする花々」についてご紹介しました。
花の持つ独特のニオイは顔を近付けなければそれほど気にならないのですが、屋内で使用する場合は覚悟が必要です。