こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「クンシラン」についてのお話です。
クンシラン
ヒガンバナ科クンシラン属の多年草・クンシラン(君子蘭)。
とても豪華な花を付けるクンシランですが、日本では葉っぱの美しさを楽しむようになったため、アサガオと同じ古典園芸植物(江戸時代に日本で育種・改良され、独自の発展を遂げた園芸植物)に分類されるようになりました。
昨年のブログで我が家のクンシランは全部で11鉢あるとご紹介していたのですが、株分けを行いましたので、現在は14鉢となりました。
ちなみに、親株の脇から子株が顔をのぞかせている鉢もあり、数えて見たところ全部で30株程あることが分かりました。
試しに種から育てたものも順調に成長しておりますので、株は増える一方です。
我が家は雪国ですので暖かい室内にてクンシランを育てており、開花は毎年2月中旬くらいから始まるのですが、今年は1月中旬にフライング気味に咲いてしまった株があります。
なぜそんなに生き急ぐかは定かではありませんが、綺麗に咲いてくれましたので良しとします。
お互いが注目を浴びるための作戦なのか、我が家のクンシランは一気には咲かず、少しずつずれて順番に咲いてくれますので、比較的長くお花を愛でることができます。
クンシランは花が咲いた後に新葉を6〜8枚程度増やせられると次の年も花が咲くと言われておりますが、6枚で咲く場合もありますし、8枚でも咲かない場合がありますので、多少の個体差はあると思います。
そんなわけで、我が家では細かいことは気にせずに「こんなこともあるよね〜」くらいの気持ちでおります。
クンシランはかなり葉焼けしやすいので、油断しているとあっという間に葉っぱが黄緑色になってしまいます。
葉焼けしてしまった場合はその部分を切り取るのですが、その時に切り口から出てくる汁液には注意しなければなりません。
汁液に触れると人によってはかぶれます。
何故かって?
この汁液には毒が含まれているからです。
クンシランも属するヒガンバナ科の植物には毒が含まれており、誤って口にしようものならば、身に危険を及ぼすおそれがあります。
我が家にはクンシランの他に、春先の誤食食中毒でお馴染みのスイセンをはじめ、スノーフレーク、アマリリスといったヒガンバナ科の植物がおりますので、諸々注意したいと思います。
ところで、いつの間にやら根元から二手に分かれている株がありました。
株が大きいと花茎が2本になる場合もあるのですが、その前段階から分かれるとは想定外にございます。
分離は難しそうですので、成長を見守っていきたいと思います。
クンシランはクンシランではない!?
現在日本で流通しているクンシランの正式和名はウケザキクンシラン(クリビア・ミニアタ)と言い、クンシラン(クリビア・ノビリス)という植物は他にあります。
クンシラン(クリビア・ノビリス)はぶら下がるように下向きに咲くのですが、ご覧のようにこじんまりとしていて存在感が薄いため、上を向いて華やかに咲くウケザキクンシラン(クリビア・ミニアタ)にクンシランの名を奪われてしまったのです。
クンシラン(クリビア・ノビリス)は寒さに弱く、成長が遅いため開花するまで時間がかかりますので、一般家庭で栽培されることはほとんどありません。
そう言われると育ててみたい気持ちが湧き上がってくるのは、私だけでしょうか。
カネノナルキ
ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物・カネノナルキ(金のなる木)。
丸くて可愛い肉厚の葉っぱが特徴的なカネノナルキは樹木のようにも見えますが、多肉植物です。
今年もカネノナルキに花を咲かせるために、水分を控えて葉っぱをシワッシワにして、ギリギリまで追い込んだ結果、可憐な小花を咲かせてくれました。
決して苛めているわけではありませんので、あしからず。
まとめ
今回は「クンシラン」についてご紹介しました。
今年の開花も終わりを迎えましたので、ただ今30株ものクンシランの行く末を考えております。
フリマサイトにでも出品しようかな…。