こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「ハグロトンボ」についてのお話です。
毎年夏になりますと、神様の使いと言われるハグロトンボを我が家の敷地内のそこかしこで見かけるようになります。
ハグロトンボ
カワトンボ科アオハダトンボ属のトンボ・ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)。
神様トンボや極楽トンボ、仏トンボなどの別名がある、ハグロトンボ。
別名の由来は諸説あるようですが、翅(はね)を閉じたり開いたりする姿が人が手を合わせて神様に祈る姿に似ているということから、神様の使いとして昔から大事にされてきました。
毎年、梅雨が明ける頃から敷地内のあちらこちらで見かけるようになるのですが、他のトンボのように素早く飛ぶこともなく、チョウのようにヒラリヒラリと舞うように羽ばたきます。
ですので、人間が近づいても素早く飛び去ることはなく、ふわっと飛んで人間との距離を取ります。
オスは上記画像のように腹部が緑色っぽくなっており、メスは下記画像のように全体的に黒褐色となっております。
ハグロトンボは水生植物の茂る安定した緩やかな流れと、薄暗い林が隣接した環境に生息するとのこと。
我が家の敷地の境界線となっている用水路は緩やかな流れになっておりますし、用水路に隣接している土地は鬱蒼とした雑木林となっておりますので、ハグロトンボにとっては住みやすい環境が整っているようです。
生息環境の減少により個体数が減っておりますので、大事に見守っていきたいと思います。
ところで、これまで青森が北限とされ、北海道には生息しないとされてきたハグロトンボがこの夏、北海道北斗市などの道南各地で飛んでいるのが、相次いで確認されました。
温暖化の影響で道内の冬の気温が上がり、幼虫が越冬できるようになったことが背景にあるとみられるとのこと。
地球の温暖化による影響は、こんな所にも表れております。
カラスアゲハ
アゲハチョウ科アゲハチョウ属のチョウ・カラスアゲハ(烏揚羽)。
カラスアゲハは黒地に光沢のある緑色や青色がとても美しいチョウで、飛んでいる時は黒っぽい姿となるのですが、翅(はね)の表面に光が当たると鮮やかな色が出現します。
オスには後翅(こうし)にある赤色の眼状紋(がんじょうもん)がメスに比べて目立ちませんので、眼状紋がハッキリと見える上記画像のカラスアゲハはメスだと思います。
カラスアゲハはハグロトンボと同じような時期に我が家の敷地内に現れ始めるのですが、生息数はハグロトンボの方が多くなっております。
しかし、大きさはカラスアゲハの方が大きいため、それなりに目立つ存在です。
アブラゼミ
セミ科アブラゼミ属のセミ・アブラゼミ。
今年も我が家の庭にて「ジージージリジリジリー」と鳴き散らしているアブラゼミですが、先日、我が家にしれっと侵入して来た個体がおりました。
すぐに気が付きましたので即行で追い出せたのですが、あのまま居座られていたならば、眠れぬ夜となっていたことでしょう。
まとめ
今回は「ハグロトンボ」についてご紹介しました。
ところで、結構な数のハグロトンボが我が家の敷地内には生息しているのですが、何かしらのご利益はあるのでしょうか???