こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「実のなる木、果実のなる木、実のなる多年草」についてのお話です。
昨秋のお話ですが、備忘録がてら記したいと思います。
我が家の敷地内において、春から秋にかけてはお花が主役となるのですが、秋から冬にかけては実が主役となります。
実のなる木
コムラサキ
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木・コムラサキ(小紫)。
我が家では長らく、このコムラサキをムラサキシキブと思っておりましたが、じっくり調べた結果、実が密生していることが決め手となり、これはコムラサキであろうとの結論に至りました。
生花店にてムラサキシキブの名前で販売されていたことが、悩まねばならない原因となっておりました。
紛らわしい!
人間が品種に悩んでいる間にもコムラサキは順調に成長を続け、花を咲かせた後、夏の終わり頃には内側から順番に色づき始め、
10月中旬には、全ての実が見事な紫色となりました。
春に鉢植えから地植えへとお引越しをしたのですが、成長著しく、枝が奔放に伸び放題となっておりました。
刈り込みには耐えるようですので、樹形維持のためにも整えたいと思います。
ウメモドキ
モチノキ科モチノキ属の落葉低木・ウメモドキ。
ウメモドキが属するモチノキ科モチノキ属の木の果実は赤いものが多く、ヒヨドリなどの大きめの野鳥が実を食べるそうなのですが、我が家のウメモドキの実は冬囲いを施しているためか、食べられることなく春を迎えます。
ベニシタン
バラ科シャリントウ属の常緑低木・ベニシタン(紅紫檀)。
ベニシタンもウメモドキと同じ鮮やかな赤色の実をつけますが、こちらも食べられることなく春を迎えます。
上記2つ以外にも我が家には赤い実を付ける木がいくつかあるのですが、野鳥が食べているところを見たことがありません。
人様のブログを拝見するに、赤い実を食べに野鳥がやって来る事は珍しいことではないようなのですが……。
もしかして我が家の赤い実、不味い??
果実のなる木
クリ
ブナ科クリ属の落葉高木・クリ(栗)。
一昨年の秋はクリを狙うクマに戦々恐々とした日々を送っておりましたが、昨秋は目撃情報がないままに、クリの時期は過ぎ去っていきました。
油断はできませんが、とりあえず一安心です。
さて、クリと言ったらやっぱり栗ごはんでしょう!
我が家の栗ごはんは、ちょっぴり塩気のきいた味でございます。
クリと言ったら、渋皮煮も外せません。
昨秋も黙々と渋皮の硬い筋と繊維を取り除く作業に勤しんだおかげで、とても美味しい渋皮煮をいただくことができました。
ナツメ
クロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木・ナツメ(棗)。
これまでにはなかった事なのですが、昨秋実ったナツメの実に硬さはなく、フニャフニャとした感触であったり、シワが寄った個体が数多くありました。
猛暑のせいなのか、何なのか。
我が家ではナツメを食することはありませんが、気になります。
カキ
カキノキ科カキノキ属の落葉小高木・カキノキ(柿の木)。
昨秋もたわわに実ったカキですが、こじんまりとした個体がほとんどでした。
それなりに大きく育っている木ですので、収穫するのも一苦労。
ということで、実を収穫がてら、思い切って上部の枝をバッサリと切り落としました。
かなりスッキリとしました。
実のなる多年草
スズラン
キジカクシ科スズラン属の多年草(山野草)・スズラン。
全草に毒を持つ植物として名を馳せるスズランではありますが、我が家のスズランの周りでは、コルチカムやスミレ、クマガイソウや椿等、たくさんの植物が育っております。
モミジに至っては、スズランが群生しているど真ん中に居を構えております。
桜の木の下では、桜の葉っぱが生成するクマリンという毒の影響により植物の成長が阻害されるのですが、スズランの毒は土壌にまで及ぶことがなく、他の植物の根が毒を吸い上げることはないと言われております。
我が家の現状を見るに、本当だと思います。
ヒオウギ
ヤメ科アヤメ属の多年草・ヒオウギ(檜扇)。
ヒオウギの実は花材として人気が高く、我が家でも利用しております。
なお、ヒオウギの実はとても艶やかな黒色ですが、実の中に潜んでいる種は艶消しの黒色となっております。
昨秋はこのヒオウギの実にトンボが止まっているところをよく見かけたのですが、よく見るとトンボのパッチリお目目とヒオウギの実は似ておりますので、何か感じているのかも。
番外編
ヤブラン
キジカクシ科ヤブラン属の多年草・ヤブラン。
高く伸びたアヤメの葉っぱの影に隠れてひっそりと育っていたヤブラン。
花後に付く直径5mm程の緑色の球状の実のようなものは、実ではなく種子です。
多くの被子植物では種子は子房に包まれて成長し、子房の部分は発育すると果実になります。
しかし、ヤブランが属するキジカクシ科ヤブラン属の植物は、花が咲いた後に種子が膨らんで子房の壁を破り、むき出しの状態で大きくなるという変わった性質を持っております。
種子は1つの花から2〜4個ぐらいが育ち、熟すと黒紫色へと変化します。
まとめ
今回は「実のなる木、果実のなる木、実のなる多年草」についてご紹介しました。
我が家では種から育てる植物はアサガオくらいだったのですが、数年前からハハがクンシランも種から育てはじめ、今のところ順調に育っております。
毎年同じことを言っておりますが、増えに増えたクンシランの処遇を今年こそ本気で取り組まねばと思う、今日この頃です。