こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「ヨサクマメ」についてのお話です。
ヨサクマメとは
マメ科エンドウ属の一・二年草・エンドウ。
このエンドウを秋田では「ヨサクマメ」と呼んでいます。
なぜエンドウをヨサクマメと呼ぶようになったのかは諸説あるようで、年に四作もとれるから「四作豆」とも、空いた畑に作付けできるから「余作豆」とも言われております。
年に四作も採れた事はありませんが、ヨサクマメは成長スピードがとても早いので、この時期の我が家の食卓にほぼ毎日のように登場します。
サヤエンドウ・グリンピース・エンドウ豆の違い
- サヤエンドウ…「実」が大きくなる前で「さや」がまだ若い時期に早採りしたもの
- グリンピース…「実」がある程度大きくなり、完熟前の柔らかい状態のもの
- エンドウ豆…「実」が完熟したもの
ヨサクマメは、成長過程や食べられる部分によって名前が変わります。
「サヤエンドウ」は関西での呼び方で、関東では「絹さや」と呼ばれることが多いそうです。
ちなみに「大豆」も成長過程によって名前が変わり、未成熟の種子を「枝豆」と呼びます。
ヨサクマメの食べ方
我が家で一番多いヨサクマメの食べ方は、サヤエンドウよりは「実」が大きくなり、グリンピースよりは「さや」が柔らかい状態のものを、茹でて食べることです。
茹でて塩をふるだけというとてもシンプルな食べ方ですが、甘くてホクホクとしたヨサクマメは、枝豆のように食べ始めたら手が止まりません!
延々と食べ続けてしまいます。
ちなみに、こちらのヨサクマメの食べ方は「さやと実を歯で挟んで、ガクを持って引っ張る」です。
そうすると、固いスジだけが残ります。
ちょっとコツは必要ですが、なにせ食べ始めたら止まりませんので、あっという間に食べ方は身に付くと思います。
サヤエンドウは身が薄くシャキシャキとした食感をしており、炒め物やお味噌汁に入れると美味しいです。
ヨサクマメは一度に大量に採れますので、食べきれない分は茹でてから冷凍保存しておくと、色々と使えて便利です。
まとめ
今回は「ヨサクマメ」についてご紹介しました。
サヤエンドウよりは「実」が大きく、グリンピースよりは「さや」が柔らかい状態のヨサクマメを皆様にも味わっていただきたいのですが、残念ながらスーパーなどで目にする機会は滅多にないようです。
どうしたら、このやみつきになる豆の状態と食べ方を知ってもらえるのか…もどかしい。
ちなみに、ヨサクマメという呼び方は「与作」さんが作った豆だからと思っていたのは、私だけでしょうか。