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ライバルは熊!?味が濃厚で風味がとても良いオニグルミ(鬼胡桃)

写真:オニグルミ

こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。

今回は「クルミ(胡桃)」についてのお話です。

少し前のお話になってしまいますが、今年も知人から大量のオニグルミ(鬼胡桃)を頂きました。

我が家では大量のオニグルミを頂いたならば、テレビを見ながら実をホジホジと取り出す作業が、しばらくの日課となります。

目次

クルミとは

写真:オニグルミ
知人から頂いたオニグルミ

クルミ科クルミ属の落葉高木の総称・クルミ(胡桃)

クルミの原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球を中心に広く分布しております。

幹は落ち着いた色合いと重厚な木目から木材として優良とされ家具材等に用いられ、秋に熟する果実は料理やお菓子に利用されております。

クルミの歴史はとても古く、紀元前7000年頃から人類が食用にしてきた最古の木の実と言われております。

食用にできるクルミにはペルシャグルミ(西洋グルミ)テウチグルミ(手打胡桃)、オニグルミなどがありますが、普段我々が食べている胡桃の多くは営利栽培されているペルシャグルミやテウチグルミです。

クルミは通常専用のくるみ割り器がなければ上手に割ることができませんが、ペルシャグルミとテウチグルミが交配してできた信濃くるみは、殻が薄いため手で割ることができます。

オニグルミとは

今回知人から頂いたオニグルミは、古来より日本に自生しているクルミです。

外来種のクルミよりも小粒で殻は非常に硬く、食用となる種子はとても取り出し難いのですが、味は濃厚で風味がとても良いのが特徴です。

オニグルミの割り方

オニグルミは小ぶりですが殻はとーっても硬いので、道具を使わなければ割ることはできません。

オニグルミの割り方には、乾煎りやオーブントースターで加熱し、開いた口の部分にマイナスドライバーを差し込んで開ける方法など様々な方法があるようですが、どの方法もイマイチなようで、結局最後にたどり着く方法が、和くるみ割り器を使用する方法です。

我が家でも、刃物や工具などの金物の製造で有名な新潟県の三条市にある古沢製作所の和くるみ割り器を長年使用しております。

写真:くるみ割り器と実を取り出す道具
写真:くるみ割り器の説明

このとても立派な刀でオニグルミを真っ二つに断ち切ります。

写真:くるみ割り器の刀

オニグルミの割り方はとても簡単で、説明書に書いてある通りに、台の上にオニグルミを乗せ、オニグルミの割れ目に刀をおし当てて、ハンドルを握るだけです。

写真:くるみ割り器に挟まれたオニグルミ

この時、割れたオニグルミの殻があらぬ方向に飛ぶ場合がありますので、我が家では下記画像のようにビニール袋の中で作業を行い、殻の飛び散りを防止しております。

写真:透明な袋の中のくるみ割り器

ハンドルをギュッと握ると簡単にパカっと綺麗に割れます。

個体によってはなかなか割れないものもあり、ギュギュッと力を込めて割ろうとすると手首を痛めてしまう恐れがありますので、その時は潔く諦めます。

割ってみると分かるのですが、これほどの厚みのある殻を道具なしに割るのは無理だと思います。

写真:割れたオニグルミ

オニグルミの中身は殻のお尻の方に行くに従いキュッと細くなっており、とても取り出しにくく、和くるみ割り器に付属しているほじくるみんという彫刻刀のような道具を使用してほじくり出さなければなりません。

写真:割れた殻から実を取り出す作業

形を保ったまま綺麗に取り出せることはほぼなく、大体は下記画像のように細かくなってしまいます。

写真:殻から取り出したオニグルミの実

洋胡桃のように綺麗な形のまま取り出すことはできませんが、味は抜群に美味しいので、形の崩れは気にはなりません。

ということで、無類のナッツ好きのハハがオニグルミを割る作業をした場合はつまみ食いがセットとなりますので、得られる量が減る傾向にあります。

ハハ

美味しいから仕方がないの♪

だそうです。

ちなみに我が家は料理にお菓子にと年がら年中クルミを使用しますので、知人から頂くオニグルミ以外にもクルミは常に蓄えております。

お隣さんのオニグルミの木

写真:7月中旬のオニグルミ
7月中旬のオニグルミ

我が家の敷地は用水路が境界線となっている箇所があり、その用水路の反対側のお隣さんの敷地にはオニグルミの木が生えております。

写真:9月下旬のオニグルミ
9月下旬のオニグルミ

オニグルミの木はとても大きく用水路を超えて枝が我が家の敷地にも迫り出しており、秋になると熟して落実します。

写真:木から落ちた11月上旬のオニグルミ
木から落ちた11月上旬のオニグルミ

落ちたオニグルミはどこからともなく現れるリスが綺麗に平らげるのですが、なかなかお行儀の良いリス達のようで、大量の殻を道の両脇に寄せておいてくれます。

分かっているじゃない、リスよ。

写真:両脇にオニグルミの殻が散らばっている道

知人から頂いたオニグルミとお隣さんのオニグルミを比べてみたのですが、見た目も中身も味も、大きな違いはありませんでした。

写真:左・知人から頂いたオニグルミ、右・お隣さんのオニグルミ
左・知人から頂いたオニグルミ、右・お隣さんのオニグルミ
写真:お隣さんのオニグルミを割った様子
お隣さんのオニグルミの中身

ちなみに、民法89条には「天然果実は、その元物から分離する時に、これを収取する権利を有する者に帰属する。」と定められております。

つまり、自分の敷地に落ちてきた実であっても、実の所有権は実が成った木が生えている土地の持ち主にありますので、勝手に食べたり処分することはできないのです。

我が家はお隣さんから収取の許可を頂いておりますが、リス達の食料を奪うことは忍びないので、こちらのオニグルミを収取することはありません。

そもそも収取したくとも、落実するやいなやリスが根こそぎ掻っ攫っていきますので、気づいた時には実が取り出された殻しか残っていないのです。

この鬼のように硬い殻を割るリスの顎って、一体どうなっているんでしょう。

写真:クルミを割るリス

発芽したオニグルミ

写真:発芽したオニグルミ

先述のように、お隣さんのオニグルミはリスが根こそぎ掻っ攫ってしまうのですが、一部は我が家の敷地内のどこかしらに埋められます。

これは貯食行動と言って、食料をその場では食べずに土の中に隠しておいて後で食べるという行動なのですが、中には食べられることなく春を迎え、芽吹いてしまうものもあります。

上記画像のオニグルミは、我が家の庭の植木の影に隠れてスクスクと育っていたものです。

リスさん、埋めたならば責任を持って食べてくださいな。

まとめ

今回は「クルミ」についてご紹介しました。

クルミには健康に良いとされるオメガ3脂肪酸やポリフェノール等の抗酸化物質がナッツ類の中では最も多く含まれており、生活習慣病の予防効果があるそうで、毎日ひとつかみ(30g)程度の摂取が適切とされております。

脂質も多いので食べ過ぎに注意しながら、コツコツと摂取したいと思います。

ちなみに、知人曰く、オニグルミは熊との争奪戦になるとのこと。

食するに際して、妙な緊張を感じます。

写真:オニグルミ

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