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我が家のツバメの巣は、築半世紀

写真:電線に留まるツバメ

こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。

今回は「ツバメ」についてのお話です。

目次

ツバメとは

写真:ツバメ

ツバメ科ツバメ属の渡り鳥・ツバメ(燕)

ツバメは飛行しながら捕食したり水を飲んだりと、とても器用な鳥です。

春になると、東南アジアから海を越えて繁殖のために日本にやって来ます。

ツバメの巣

写真:ツバメの巣01

我が家には農作業時に利用する小屋があるのですが、その小屋には半世紀近く使われ続けている年代物のツバメの巣があります。

毎年春になると、せっせと巣のリフォームに励むツバメの姿を見かけるようになります。

ツバメの朝は早く、早朝5時頃には小屋の入り口付近で待機をしますので、家族の誰かが小屋の扉を開けなければなりません。

この早朝5時頃には扉を開けなければならない義務は、ツバメの雛が巣立つまで続きます。

私はというと、その頃は夢の中です。

ツバメの巣はいくつかあるのですが、ここ数年は入り口から一番近い2つの巣が使われています。

リフォームしたての巣にフカフカの産卵用ベッドが作られると、メスの産卵が始まります。

メスが卵を産み終わると、メスが中心となって昼夜問わず交代で卵の上に座って温め続ける抱卵をおよそ2週間行います。

抱卵中の親鳥は巣にすっぽりと入りこみ、ジッとしています。

小屋はもちろん人間も利用するのですが、人間が小屋に入ると近寄るなオーラ全開で、人間にプレッシャーをかけてきます。

写真:ツバメの巣02

オスも隣の巣に待機して、警戒を怠りません。

写真:ツバメの巣03

時には場所を変え、あらゆる角度から人間にプレッシャーをかけてきます。

写真:ツバメの巣05

卵を守りたい気持ちは分かりますが、土地をタダで貸している地主(人間)に対して、ちょっと冷た過ぎやしませんかね…。

卵が孵化して雛が産まれてからも、人間に対するプレッシャーは続きます。

写真:ツバメの巣06

今年はピーチクパーチクと雛が餌を取り合う様子がなかったのですが、どうやらこの巣の雛は1羽のみのようです。

ひとりっ子の雛は人間が近づくといつもササッと巣の奥に隠れてしまいます。

写真:ツバメの巣07

ちなみに、我が家ではこれまで一度も雛が巣から落ちてしまった事はありません

半世紀にわたる、縁起物の巣です。

ツバメの餌場

写真:ツバメの軍団01

昨年まではあまりなかった事なのですが、今年は我が家に隣接している田んぼを餌場とするためか、たくさんのツバメが我が家の物干し竿に群がっておりました。

我が家の小屋の巣を利用しているツバメとは違うツバメ達です。

多い時で12羽も確認ができました。

湿度が高い日はツバメの餌となる小さい羽のある虫が高く飛びにくくなるため捕獲しやすいようで、曇りや雨の日にやって来ます。

ところでツバメさん、我が家の物干し竿を拠点として餌となる虫を朝から晩まで捕獲しまくるのは構いませんが、物干し竿に糞の置き土産は要りませぬ。

ツバメの親子

写真:ツバメの親子

雛が巣から飛び出せるようになると、親鳥は雛を引き連れて物干し竿にやってくるようになりました。

片方が雛を見守り、片方が餌を取りに行くスタイルのようです。

親鳥が餌を運んでくると、雛は翼をばたつかせつつ口を大きく開けてピーチクパーチクと餌をねだる餌乞い(えごい)をします。

「子1」はすでにお腹いっぱいのようで、親鳥には関心を示さずに明後日の方向を見ておりました。

写真:ツバメの餌付け

空腹の「子2」と「子3」が必死に親鳥にアピールした結果…

写真:ツバメの餌付け02

「子3」の勝利!

親鳥はしばらくの間「子3」に餌を与え続けた後、「子2」に餌を運ぶようになりました。

一回ずつの順番ではなく、1羽ずつの順番なんですね。

まとめ

写真:ツバメの軍団02
監視の為か、必ず1羽は反対方向を向いています

今回はツバメについてご紹介しました。

間も無く親鳥と雛は巣を離れて水辺のヨシ原などにねぐらを作り、そこで南の国への渡りに備えます。

そして9〜10月になると日本を離れ、辿り着いた南の国で冬を過ごし、次の春には再び日本にやって来ます。

来春も同じツガイがやって来るのか、その子がツガイとしてやって来るのか、はたまた違うツガイがやって来るのかは分かりませんが、お待ち申し上げております。

できればお仲間に、物干し竿に糞をしてはいけない旨をお伝え頂ければ幸いです。

ところで、ヨーロッパでは尾は長ければ長いオスほど、日本では喉の赤い羽毛が鮮やかで太っているオスほど、モテるとのこと。

鳥も見た目(?)が大事なようです。

写真:電線に留まるツバメ

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