こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
先日熱帯の花々を観賞するために、秋田県農業研修センター「生態系公園」を訪れました。
秋田県農業研修センター 生態系公園とは
生態系公園は八郎潟を干拓した大潟村にあり、秋田の自然をモデルにして作られた野外公園と、一年中熱帯の珍しい花々が咲いている観賞温室が人気の施設です。
冬季間は野外公園は休園となりますので、今回は通称「ランハウス」の名前で親しまれている観賞温室のみの訪問となりました。
秋田ではここでしか見られない植物も多く、また熱帯の花々が咲き乱れているため南国気分を存分に味わう事ができます。
観賞温室は3棟のガラス温室から構成されており、約500種・1000株の植物が展示されております。
今回は第1温室に展示されている熱帯・亜熱帯の植物をいくつかご紹介したいと思います。
秋田県農業研修センター 生態系公園
開園時間 | 9:00~17:00 |
休園日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日) 年末年始(12月29日~1月3日。野外公園は12月10日~3月9日まで冬季休園) |
入園料 | 無料 |
住所 | 秋田県大潟村字東一丁目一番地 |
お問い合わせ | 生態系公園 TEL:0185-45-3106 |
アクセス | JR男鹿線船越駅、または奥羽本線八郎潟駅より車で約20分。秋田駅からは車で約1時間。 |
ハイビスカス
アオイ科フヨウ属の常緑低木・ハイビスカス。
連日の雪と寒さから逃れるためにやって来た生態系公園で、一番に南国を感じさせてくれる花、ハイビスカス。
花期も長く、色数も豊富、花の大きさも様々で、その品種は数え切れないほどあります。
暑さに強い印象がありますが、大輪系の品種は35℃以上の猛暑は苦手。
あら、意外。
プセウデランテムム ラクシフロルム
キツネノマゴ科プセウデランテムム属の常緑低木・プセウデランテムム。
プセウデランテムムは世界の熱帯〜亜熱帯に約120種が分布しており、ラクシフロルムは直径3cm程の濃い赤紫色の花を咲かせる品種です。
私の好きな紫色のお花ですので、しかと名前を憶えねば。
ゴエテア・ストリクティフロラ
アオイ科ゴエテア属の常緑低木・ゴエテア・ストリクティフロラ。
赤い花弁のように見えるのは副萼片で、(上記画像では見えませんが)花はその中にあります。
ゴエテア・ストリクティフロラは、花蘇芳と同じく木の幹から直接花をつける幹生花です。
クロトン
トウダイグサ科クロトンノキ属の常緑低木・クロトン。
葉っぱの形や色が変化に富んでおり、常夏の雰囲気たっぷりのクロトン。
耐寒性も耐陰性も弱いために、我が家のような寒い家で育てる事はかないませんので、しかと目に焼き付けておきました。
ガジュマル
クワ科イチジク属の常緑高木・ガジュマル。
ガジュマルは幹や茎の途中から気根という根を地面に向けて垂らし、徐々に地中に根付いてガジュマルの木を支えます。
気根は複雑に絡み合ってあり、何がなんだか分からなくなっております。
モンステラ
サトイモ科モンステラ属の多年草・モンステラ。
モンステラは葉っぱに切れ込みや穴が開く独特の姿をしており、ハイビスカス同様に南国の雰囲気を強く感じる植物です。
ちなみに、モンステラにも気根があります。
サルオガセモドキ
パイナップル科ハナアナナス属の多年草・サルオガセモドキ。
退色したローズマリーではありません。
サンタさんのお髭でもありません。
今にも命が尽きそうな顔色ではありますが、これがサルオガセモドキの平時の姿です。
パイナップル科の植物のは目立ちたがり屋の派手な子が多いのですが、サルオガセモドキには、一切その様相はありません。
科、間違えてませんかね。
この糸状の茎や葉っぱが枯木等から垂れ下がるように伸び、8〜9メートルまで成長します。
クテナンテ ブルレーマルクシー
クズウコン科クテナンテ属の多年草・クテナンテ。
瑞々しい葉の色と、葉が立ち上がって茂る姿が人気のクテナンテ。
ブルレーマルクシーは白緑色の表面に暗緑色の斑が主脈の左右に入り、葉裏は紅紫色の品種です。
個性的な様相が私好みでございます。
バナナ
バショウ科バショウ属の多年草・バナナ。
老いも若きもみんな大好き、永遠のアイドル・バナナ。
成長すると高さが数メートルにもなるバナナですが、バナナは木ではなく草ですので、分類上は野菜です。
まあ、美味しければ野菜でも果物でもどっちでも良いんですけれどね。
サンジャクバナナ
サンジャクバナナ(三尺バナナ)は草丈が1メートルほどにしか育ちませんが、耐寒性が強く、小形の果実も付けてくれるバナナです。
パパイヤ
パパイア科パパイア属の常緑小高木・パパイア。
園芸学会での正式呼称は「パパイア」ですが、農業界では「パパイヤ」を正式呼称とするそうです。
ややこしい…。
まとめ
今回は秋田県農業研修センター「生態系公園」の第1温室に展示されている熱帯・亜熱帯の植物をご紹介しました。
今年の秋田は例年に比べて積雪量が多く、雪景色にうんざりしておりましたので、南国の植物観賞は良い気分転換となりました。
自宅にも温室が欲しいと思う、今日この頃です。