こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「シュレーゲルアオガエル」についてのお話です。
最盛期を過ぎたとはいえ、我が家の周りの田んぼからは相変わらずカエルの合唱が聞こえてきております。
天敵から自分の存在を隠すためにもカエルが鳴くのは基本的に夜だけですが、昼日中に全く鳴かないわけではなく、雨の日などは鳴く場合もあります。
先日も庭の方から「カララ カララ カララ…」と、モリアオガエルの鳴き声が聞こえてきました。
裏庭の方からは「コロロ コロロ コロロ…」とシュレーゲルアオガエルのかわいい鳴き声が聞こえてきました。
しかし、モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルの姿を見かけることはほとんどなく、姿を見るのはもっぱらニホンアマガエルです。
ところが先日、珍しいことに、裏庭にてシュレーゲルアオガエルを見かけました。
シュレーゲルアオガエルとは
アオガエル科アオガエル属に分類されるカエル・シュレーゲルアオガエル 。
横文字の名前ではありますが、日本固有種です。
シュレーゲルアオガエルは「コロロ コロロ コロロ…」という可愛い鳴き声と、ぱっちりとした黄色い虹彩が特徴のカエルです。
何だかご利益がありそうなお目々です。
繁殖期には水田などに集まりますが、普段は物陰や土中に身を潜めているため、例え鳴き声を聞いたとしても、その姿を見かける事は滅多にありません。
その隠遁大好きっ子が、威風堂々と我が家の裏庭にてくつろいでいるではありませんか。
警戒心が強いカエルと聞いておりますが、私が近付いても微動だせず。
ちょっと失礼して大きさを測ってみたら5cm程ありましたので、メスだと思います。
ニホンアマガエルより一回りも二回りも大きい印象です。
置き物のように動きませんでしたので、正面からもパチリ。
何だか相撲の立合いをしている気分になりました。
2〜3日程裏庭に居たのですが、その後は姿を見ておりませんので、得意の隠遁生活に戻ったものと思われます。
たまには外の世界を堪能してみたかったのかもしれません。
ところで、シュレーゲルアオガエルはニホンアマガエルやモリアオガエルと似ております。
ニホンアマガエルとは目の前後に黒い線があるかどうかで見分けることができ、モリアオガエルとは虹彩の色(モリアオガエルは赤色)で見分けることができます。
ニホンアマガエルには毎日のようにお会いするのですが、モリアオガエルは鳴き声を聞くにとどまっておりますので、いつの日かお会いできる日を楽しみにしております。
ベニカミキリ
シュレーゲルアオガエルを見つけた数日後、同じ裏庭で、赤い胴体の虫を発見しました。
調べたところ、カミキリムシ科に分類されるカミキリ・ベニカミキリと分かりました。
ベニカミキリは名前の通り紅色の体色をしており、これは外敵に毒を持っていると思わせる警戒色です。
しかし、実際には毒は持っておりません。
オスとメスは触覚の長さで区別することができ、オスの触覚は体長の1.5倍ほどあり、メスの触覚は体長とほぼ同じ(上記画像)です。
珍しい虫ではないのですが、初めて見ました。
栗の花の蜜を食べるようですので、我が家の栗の木からやって来たのかもしれません。
まとめ
今回は「シュレーゲルアオガエル」についてご紹介しました。
最近敷地内の至るところで、オタマジャクシから成体になったばかりの小さなニホンアマガエルを見かけるようになりました。
毎年何匹かは、我が家の窓辺にて日暮れまでのんびりとくつろぐのが恒例となっております。
我が家を別荘かなにかと思っているのでしょうか…。