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春の味覚 – 続・山菜の王様・タラの芽

写真:タラの芽

こんにちは、サシャです。

今回も「春の味覚 – 山菜の王様・タラの芽」についてのお話しです。

前回の記事では、私のタラの芽に対する迸る情熱を抑えられませんでしたので、今回はタラの芽について至極冷静にお伝えしたいと思います。

目次

山菜を勝手に採ってはいけません

SNSやブログで「山菜を山で採ってきた」などの投稿がありますが、タラの芽などの山菜が自生している土地や山は誰かの私有地です。

日本の土地にはすべて「土地所有者」が存在しますので、勝手にその土地に入るのは不法侵入となります。

また、ご自身が所有していない土地の山菜等を無断で採取した場合、森林法197条において森林窃盗罪と言う罪で罰せられる可能性があります。

つまり、山菜は勝手に採ってはいけないのです。

写真:山の中

とは言っても、普段山とは縁のない都市部にお住まいの方の中には、ご存知ない方も多いことでしょう。

過去には、他人が所有する雑木林から野生のクルミを盗んだとして、窃盗容疑で逮捕された事例もございます。

もし不法侵入や窃盗罪になる可能性があることをご存知ないようでしたら、同じようにご存知ない方にお知らせ頂ければ幸いです。

我が家の山も例外なく採られはしますが、四六時中監視する気もありませんので、基本放置です。

採るならせめて山を荒らさないとか、他の人と争わないとか、最低限のルール(下記参照)は守って欲しいものです。

あぁ、愛しのタラの芽が……。

タラの芽が取れる場所

タラの芽はウコギ科タラノキ属の落葉低木・タラノキの新芽のことです。

タラノキは日当たりの良い場所に自生しており、群生していることが多いです。

山菜だからといって必ずしも山野に自生しているわけでもなく、日当たりの良い場所ならその辺の斜面などでも自生しています。

タラの芽の採取方法と注意点

枝は切らない・折らない

写真:タラの芽の生息地

タラノキは上に真っすぐ伸びますので、人の手の届かない高さになることがあります。

高い部分の芽を採ろうと枝を切ったり折ったりする人がおりますが、木が枯れてしまい翌年から採取できなくなりますので、お止めください。

高い部分の芽を取る場合は、ロープや先端が曲がっている棒などを使用して手の届く位置まで木をしならせるなどの工夫をします。

ちなみに我が家は、先端が曲がっている棒=ゴルフクラブを使います。

草薮をかき分けることもできますので、一石二鳥です!

二番芽や側芽は採らない

写真:タラの芽

採取するのは枝の一番先についている芽・一番芽のみです。

その脇から生えてくる芽を二番芽といい、枝の途中から生えている芽を側芽または胴芽といいます。

この二番芽以降を取ってしまうとタラノキが光合成を行えないため成長できず、枯れてしまう場合があります。

来年以降の採取の為にも、誘惑に負けないでください。

革の手袋を使用する

写真:タラノキのトゲ

タラの芽は手で取ることもできますが、トゲが多いので厚手の革手袋などの着用をおすすめします。

軍手では力不足です。

山菜の女王・コシアブラ

写真:左が山菜の女王・コシアブラ、右が山菜の王様・タラの芽
左が山菜の女王・コシアブラ、右が山菜の王様・タラの芽

タラの芽と同じウコギ科のコシアブラ山菜の女王と呼ばれております。

近年人気急上昇中のコシアブラは、タラの芽と同様に天ぷらやおひたしにして頂きます。

コシアブラの木には、タラの芽の木にはあるトゲがありませんので、採取しやすいかと。

コシアブラが世に出始めた頃に一度食べてみたのですが、それっきりです。

私はタラの芽の方が好きですが、コシアブラの方が好きという方もおりますので、機会がありましたら食べ比べてみてください。

お裾分け

先日に続いてこの日もタラの芽がたくさん採れました。

写真:新聞紙に広げられたタラの芽

タラの芽をこよなく愛する私ですが、自然の恵みを独り占めしてはバチが当たりそうなので、知人にお裾分けします。

タラの芽が詰められたお箱が、宝石箱に見えるのは私だけでしょうか。

写真:箱に詰められたタラの芽

惜しくないですよ、惜しくは……。

お裾分けした残りの分のタラの芽を、今回は海老のかき揚げと共に「天丼」にして頂きました。

写真:タラの芽の天ぷら

抹茶塩で頂く天ぷらはもちろんのこと、甘じょっぱいタレで頂く天丼も美味しゅうございます。

写真:タラの芽の天ぷらと海老のかき揚げの天丼

美味しすぎて箸が止まらないのは、毎年のこと。

食べすぎて胃がもたれるのも、毎年のこと。

なんなら、胃もたれは私の春の風物詩くらい思っております。

よって、春に健康診断を受けることは差し控えております。

まとめ

今回も春の味覚 – 山菜の王様・タラの芽のについてご紹介しました。

結局今回も、至極冷静にお伝えすることができませんでした。

なぜだ。

写真:タラの芽

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