こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「ウチワサボテン」についてのお話です。
ウチワサボテンとは?
サボテン科オプンチア属のサボテン・ウチワサボテン(団扇仙人掌)。
ウチワサボテンはサボテン科に属するウチワの様な形をしたサボテンの俗称で、その名の通り、ウチワに似た楕円形で上に伸びていくのが特徴のサボテンです。
我が家のウチワサボテンの詳しい品種名は不明ですが、お花を見るに南蛮団扇(ナンバンウチワ)ではないかと思われます。
我が家のウチワサボテンが育っている場所は雑草の勢いが強く、やむを得ず除草剤を撒いていた時があったのですが…なんと!雑草はほぼ駆逐されたにも関わらず、ウチワサボテンは見事に生き残ったのです!!!
恐るべし、ウチワサボテンの生命力。
生き残ってくれたからには手厚いおもてなしが不可欠と思っております。
ところで、我が家は寒冷地ですので地植えされているウチワサボテンは冬の間雪の下になってしまうのですが、寒さには強い品種のようで、春には何事もなかったかのように雪の下から顔をのぞかせます。
灼熱の太陽と乾燥した砂地のイメージが強いサボテンですが、我が家の品種は寒さにも適応できるようです。
ウチワサボテンの花
春先にはしなっとしていたウチワサボテンですが、その後は順調に子株が育ち、6月中旬頃には立派な花芽がいくつもできておりました。
昨年までは2、3個程しか咲かなかった我が家のウチワサボテンのお花ですが、今年はとても花芽が多く、数えてみたところ、なんと!25個もありました。
果たして全部咲いてくれるのか!?
ドキドキと待つこと約2週間、7月に入ってからついにお花が咲き始めました。
お花は一斉に咲くのではなく、開花は準備のできた個体からのようです。
夜開性のサボテンはほぼ1日で萎んでしまうのですが、昼間に咲くサボテンの開花期間は環境によって変わり、今年の我が家のウチワサボテンの開花期間は大体1〜3日程でした(下記画像3枚参照)。
種や実がつくと親株が弱ってしまうため咲き終わったお花は摘み取る方が良いということで、梅雨の晴れ間に速やかに摘み取りました。
摘み取り方は簡単で、花の葉元を持って捻るようにしてちぎり取ります。
ちなみに、ウチワサボテンは見えているとても鋭くて太い棘の他に、肉眼では視認しづらいとても細くて小さな棘をたくさん携えております。
私もハハもサボテンの合間の雑草を素手で取ろうとして被害に遭ったことがあります。
チクチクチクチク、痛かったぁ…。
面倒がらずに、厚手の手袋を着用すべし!です。
サボテンの増やし方
絶滅寸前まで追いやられた我が家のウチワサボテンですが、危機を乗り越えた後の生長は素晴らしく、毎年立派な子株が次から次と育っております。
順調に育ちすぎて混み混みとなり、風通しが悪そうな場所ができてしまいましたので、昨年の秋にちょいと間引きをしました。
元気な子株を捨てるのはもったいない…。
ということで、子株を親株から切り取って育ててみることにしました。
切り取った子株の切り口にベンレート(殺菌剤)をちょこっと塗布し、風通しの良い場所で1週間程放置して切り口をしっかりと乾燥させました。
しっかりと乾燥させたのち、切り口を下にして植え付けました。
ちなみにこの鉢は、何かしらの植物を実験的に育てるため用ですので、サボテン(多肉植物)専用の土を使用しているわけではありません。
我が家ではこのように、様々な植物を様々な方法で実験的に育てることが常となっております。
植物の側からすればドキドキの毎日かもしれませんが、やめられないんですよね…、ふふっ。
枯れることも腐ることもなく一応は順調に育っていたようで、半年後には子株がニョキっと生えてきました。
サボテン(多肉植物)専用の土でなくとも生長はしましたが、夏が明けて涼しくなったら、実験用の鉢からサボテン(多肉植物)専用の土に植え替えて、本格的に育ててみたいと思います。
まとめ
今回は「ウチワサボテン」についてご紹介しました。
開花期間は1週間程でしたが、黄色とオレンジ色の鮮やかなお花は、梅雨空が続いてどんよりした心を明るい気持ちにさせてくれました。
来年もたくさん咲いてくれることを願っております。