こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「モクズガニ」についてのお話です。
先日知人からモクズガニをお裾分けしてもらいました。
大きいものだと甲羅が拳より大きいものも!
うひょっ♪
モクズガニとは
モクズガニ科モクズガニ属の蟹・モクズガニ(藻屑蟹)。
モクズガニは日本各地の川に生息している蟹で、地方によって様々な呼び方があり、この辺りではカワガニと呼んでおります。
ハサミに藻屑のような濃い毛がビッシリと生えているのが特徴です。
試しにハサミに菜箸を近づけてみたのですが、ガッチリと掴んで離さなくなりまして…箸の先端が折れてしまいました。
モフモフの毛に惑わされて手を伸ばさぬよう、気を付けねば。
他にも甲羅をツンツンとしてみたのですが、危険を察知したのかつぶらな瞳を横に倒して収納してしまいました。
あら、可愛い。
このモクズガニ、殻の中には身がギッシリと詰まっており、甲羅の中にはウニのように甘くて濃厚なミソを隠し持っております。
モクズガニは確実に滅菌するために、しっかり茹でてから食べるのが基本です。
モクズガニの塩茹で
以下は我が家のモクズガニの塩茹で方法です。
たっぷりのお水でモクズガニを洗います。
モクズガニは逃げ足が早いので、箸やトングなどを使って押さえて逃げられないようにします。
強力なハサミを持っておりますので、私達のような素人は素手ではなく道具を使用して安全を確保した方が良いかと。
蟹はお湯から茹でると身がバラバラになってしまいますので、水から茹でます。
吹きこぼれを防ぐため大きめの鍋を用意し、蟹が浸かるくらいの水を入れ、生きたまま強火で茹で始めます。
鍋を火にかけると蟹達はもがいて鍋から這い出ようとしますので、蓋をして押さえ付けます。
調理中は何とも思わなかったのですが、改めて振り返るとなかなか無慈悲な調理法ですね…。
蓋で押さえ付けること数分、ようやく蟹達が寝静まりました。
ここで塩を加えます。
中蓋をしたまま外蓋をして、吹きこぼれないよう注意をしながら20分くらい茹でます。
甲羅が完全に赤くなれば茹で上がりです!
モクズガニの食べ方
塩茹でしたモクズガニは、まずお腹の部分(甲羅)を開きます。
すると黄金色の濃厚なカニみそが姿を現します。
次に蟹スプーンを使用してハサミや脚の身をほぐし、甲羅内にてカニみそと和えます。
身をほぐす作業は面倒極まりないのですが、あの至福の味が待っていると思えば頑張れます。
このカニみそとほぐし身を和えたものの食べ方は色々です。
- そのまま食べる
- ご飯に乗せて食べる
- 冷奴に乗せて食べる
そのまま食べても良いのですが、ポン酢を足しても美味しく頂くことができます。
カニみその甲羅焼き
カニみそに味噌やお酒などを混ぜて煮詰めた甲羅焼きの、香ばしいこと香ばしいこと。
熱々のご飯にのせて頂きます。
はぁ、たまらん!
味噌汁
半分にぶつ切りにしたモクズガニを使用したお味噌汁。
旨味がたっぷり染み出ており、何杯でもいけます。
まとめ
今回は「モクズガニ」についてご紹介しました。
モクズガニは中国料理の高級食材のひとつ上海蟹の近縁種ですので、見た目や味がそっくりなのです。
そんなカニをお腹いっぱい食べられるとは、何たる幸せ!
食欲の秋は始まったばかりなのに、この先大丈夫かな…。