こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「キセキレイ」についてのお話です。
先日庭の方から「チチッ チチッ」という、聞き慣れない鳥の鳴き声が聞こえて来ました。
スズメにしては鳴き声が細かい、ハクセキレイにしては鳴き声が高い。
気になって物陰からそ〜っと覗いて見たところ…
「んっ!?体が黄色いぞ!」
調べてみたところ、甲高く「チチッ チチッ」と鳴くこの黄色い鳥は、キセキレイと分かりました。
黄鶺鴒(キセキレイ)とは
セキレイ科セキレイ属の留鳥または漂鳥・キセキレイ。
キセキレイは渓流や水田などの水辺に棲息し、ハクセキレイと同様に、長い尾を上下にフリフリする習性がある鳥です。
胸から腹にかけて黄色く、全長は20cmほどでハクセキレイと同じか若干細めとなっております。
本日丁度裏庭にハクセキレイが来ておりましたので観察してみたところ、確かにハクセキレイの方が若干太めな感じがしました。
繁殖期の夏になると黄色がより鮮明になり、オスは喉が黒くなります。
ということは、上記画像のキセキレイはメスですね。
庭にはじめに姿を現したのは、ずんぐりむっくりとした幼鳥でした。
同じ場所で、ずーっと「チチッ チチッ」とリズム良く鳴き続ける幼鳥。
キセキレイは縄張宣伝のためか、見晴らしの良い場所で30分以上もさえずることがあるそうです。
幼鳥時から縄張宣伝とは、成長に余念がありませんね。
しばらくすると幼鳥は先程の場所よりさらに見晴らしの良い、少し高さのあるコンクリートの上に移動しました。
抜け目がないですね。
この場所は、春先にハクセキレイの幼鳥もやって来た場所です。
何が幼鳥を惹きつけるのかは分かりませんが、人気のスポットのようです。
場所を移動しても「チチッ チチッ」とリズム良く鳴き続ける幼鳥。
しばらくすると鳴くのをやめ、遠くをじっと見つめ始めました。
どうやら親鳥を探していたようです。
同じ場所にずっと佇んでいる幼鳥とは違い、親鳥は幼鳥の側を忙しなく飛んでおりました。
観察を続けていたところ、けたたましい鳴き声が聞こえはじめました。
どうやらキセキレイとハクセキレイの成鳥同士が、小競り合いを始めたようです。
キセキレイの親子がやって来た場所は、元々ハクセキレイが縄張りとしている場所ですので、争いは避けられません。
どちらが勝ったのかはその時は分かりませんでしたが、本日ハクセキレイがやって来たところをみるに、ハクセキレイが防衛戦を制したようです。
まとめ
今回は「キセキレイ」についてご紹介しました。
最近は野鳥よりもセミの鳴き声の方が多く聞こえるのですが、とにかく、うるさい!!!!!
好き放題鳴くセミですが性格は繊細なようで、人間の気配を感じると鳴くのをピタッとやめます。
…庭にカカシでも置いておこうかな。