こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「ニンニクの調味料」についてのお話です。
我が家では毎年初夏に畑名人のご近所さんからニンニクを購入するのですが、一部は醤油漬けやオイル漬けといった調味料に利用します。
ニンニクとは?

ヒガンバナ科ネギ属の多年草・ニンニク。
ニンニクは球根(鱗茎)が強烈な香りと風味を持つ香辛料として世界各国で用いられている他、芽もニンニクの芽と呼ばれて野菜として利用されております。
食材としては刺激が強過ぎるために日本では長らく薬用植物として利用が主だったようで、香辛野菜として食べられるようになったのは戦後のことです。
ニンニクの調味料
醤油漬け

ニンニクを調味料として生かすのに一番手っ取り早い方法は、漬けておくことです。
煮沸消毒した保存ビンに皮をむいたニンニクをそのまま入れて、醤油を注いで漬けるだけです。
醤油にニンニクの香りが移りますので、このニンニク醤油をかけるだけで香りづけと調味が一度にできます。
前述したように、ニンニクは傷つける(切る、すりおろす)ことによって香気成分が発せられますので、私はひとかけを半分に切って漬けております。
オイル漬け

オイル漬けも上記の醤油漬けと同じく、煮沸消毒した保存ビンに皮をむいたニンニクを半分に切って入れて、オイルを注いで漬けるだけです。
オイルにニンニクの香りが移りますので、このオイルをかけるだけで香りづけと調味が一度にできます。
なお、加熱せずにそのまま料理にかけて食べる場合は生食に適したエキストラバージンオリーブオイルに漬けたものを、加熱用の場合はピュアオリーブオイル等に漬けたものを使用しております。
合法ハーブSHISO

誰が言い始めたかは存じませんが、言い得て妙な命名、合法ハーブSHISO。
名前からは物騒な印象を受けますが何のことはありません、合法ハーブSHISOとはシソのニンニク醤油漬けのことでございます。
作り方はとても簡単で、タッパー等の容器にシソと薄切りにしたニンニクを重ねて並べ、その上から醤油と胡麻油をかけるだけです。
できあがった合法ハーブSHISOは、ご飯に巻きつけるように食べるもよし、お肉を包むように食べてもよし、お刺身と合わせてもよし。
このように、合法ハーブSHISはご飯にもお肉にもお魚にも何にでも合う万能調味料なのですが、作ってから2週間もすればシソのハリがなくなって一枚一枚が重なってしまいますので、巻いて食べたい場合はお早めにお召し上がりください。
なお、我が家では上記のものとは別に、シソもニンニクも細かく刻んだバージョンを作って料理に活用しているのですが(上記画像参照)、近年はこちらの方の出番が多くなっております。
まとめ
今回は「ニンニクの調味料」についてご紹介しました。
ニンニクと言えばその香りが食欲をそそるものであると同時に、摂取後の口臭の原因ともなります。
ニンニクはそのままの状態ではさほど「におい」はしませんが、細胞を傷つける(切る、すりおろす)ことによって「アリシン」という物質が作られ、「アリシン」から「二酸化アリル(アリルメチスルフィド)」という香気成分を発せられるようになります。
「二酸化アリル(アリルメチスルフィド)」は食欲をそそる良い香りになります。
しかし、「アリシン」は体内に入ることにより再度分解され、「アリルメルカプタン」と呼ばれる不快臭の素になります。
このイヤな臭いを誤魔化したり低減させる方法は色々とありますが、完全に消し去る効果的な方法は発見されておりませんので、ニンニク料理を頂く場合は臭いの事は潔く諦めて、ひたすら美味しく頂くに徹しましょう!

