こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「真冬の大凍結祭」についてのお話です。
この冬一番の非常に強い寒気が流れ込んできた先月下旬を、皆様はどのように過ごされたでしょうか。
私はというと、全国的に10年に一度程度の低い気温になるとの予報通り、とーっても寒々しい日々を過ごしておりました。
積雪はそれほどでもなかったのですが、とにかく寒い!かなり寒い!
どれくらい寒かったかと言いますと、我が家でシベリアと呼ばれている部屋の温度(上記画像)をご参考ください。
あまりの寒さに機密性に難ありの我が家では、あれも凍結、これも凍結、凍れるものは皆凍結!といった具合に、真冬の大凍結祭が開催されました。
普段は気温が低くともここまで凍らないのですが、外気温がマイナス10℃近くになると話は別のようで、我先にと皆凍結に走った次第です。
以下は真冬の大凍結祭において、凍った面々にございます。
水回り
我が家では天気予報で外気温がマイナス4℃以下だった場合は、水道の凍結防止のための水抜き=水抜栓を閉める作業を行います。
ちなみに我が家ではこの作業をこおりどめと呼んでおります。
経験上マイナス6℃くらいまでであれば、水抜栓を開けると水が蛇口から出てくるのですが、マイナス6℃以下になりますと、水抜栓を開けても水が蛇口から出てきません…。
水道管が凍るのは正しく水抜きが出来ていないからだ、とよく言われますが、正しく水抜きをしても凍る時は凍るのです。
キッチンの水栓
凍結1日目
深夜の最低気温がマイナス8℃以下を記録したこの日、案の定キッチンの水栓は凍結してしまい、水抜栓を開けても蛇口から水は出てきませんでした。
この日は日中の気温もずっとマイナス予報で解凍は期待できませんでしたので、再び水抜栓を閉めました。
部屋全体を温めて凍結した蛇口にタオル等を巻き付けて、50℃くらいの湯で解凍を促す方法もありますが、この方法が通じるのは経験上マイナス3〜4℃くらいまでで、それ以下となると労力を奪われるだけの無意味な時間が過ぎるのみですので、潔くあきらめるようにしております。
上水道しか備えていないお宅であればここで万事休すだと思いますが、我が家には地下水もあり、FF式のストーブの上にやかんや鍋を乗せればお湯を作ることも出来ますので、生活する上でそれほど不便さは感じませんでした。
唯一不便だなと思ったことは、流しっぱなしのお湯で洗えないために、食器に付いた油を完全に落とし切れないことです。
今後キッチンの水栓が凍結した場合は紙皿かお皿にラップを敷こうかと思いますが、そんな日が来ない事を願うばかりです。
ちなみに地下水には水抜栓がありませんので、一晩中チョロチョロと垂れ流して凍結を防止します。
凍結2日目
この日も水抜栓を開けても水は出ませんでしたが、日中の予想気温が前日よりも上がる見込みでしたので、水抜栓を開け、解凍したら分かるようにと蛇口を開けっ放しにしておきました。
すると、夕方くらいにコボッ!コボコボッ!と音がして勢いよく水が出てきました。
おーっ!!!と思わず歓声を上げたのですが、…何か変。
我が家のキッチンの水栓はレバーを左に回せばお湯が、右に回せば水が出てくるタイプなのですが、お湯側からしか水が出てきません。
なぜだ!?
お湯側から水が出るようになったことで食器をキュキュット洗い上げることができるようになったのは喜ばしいことですが、何かモヤモヤする。
暇を見ては水側にレバーを回してみたのですが、結局この日は水側から水が出ることはありませんでした。
凍結3日目
この日の日中の予想気温も前日より上がる見込みでしたので、昨日に引き続き暇を見てはレバーを水側に回していたところ、ついに水側からも水が出てくるようになりました。
苦節2日半!これまでの最高記録にございます。
ところで…
お湯側は出るのに水側が出ない理由は何???
お風呂の水栓
凍結1日目
日中はずーっと温かいキッチンとは違い、日中のお風呂はとても寒い場所になりますので解凍は進みづらくなっております。
水抜栓を開けても静かなもので、カランも凍結。
こちらも無駄な労力を控えるために、1日目は解凍をあきらめました。
凍結2日目
この日も水抜栓を開けても水は出てきませんでしたが、ストーブにてお風呂場を温めつつ蛇口を開けっ放しにして、水栓の解凍を待っておりました。
すると、お昼くらいにコボッ!コボコボッ!と音がして勢いよく水が出てきたのですが、キッチンの水栓と同じく水が出てくるのはお湯側だけ。
ここも!?
結局キッチンの水栓と同様に、この日は水側から水が出ることはありませんでした。
凍結3日目
前日と同じくストーブを置いて温めてみるものの、相変わらず水が出てくる気配はありません。
今日もダメなのかと半ば放置していたのですが、お風呂場の方から音がしたのでのぞいてみると、開放されたお水が大フィーバーしており、お風呂場を突き抜けて、脱衣所までもが水浸し。
あわわわわわっ…
蛇口を閉めるために突撃したところ膝から下はずぶ濡れ…、この寒行は一体なに!?
急ぎ大量のタオルで床を拭き取ったのですが、そのタオルを洗うための洗濯機が凍っていて使えない…。
なんてこった!
洗濯機の本体と水栓
凍結1日目
我が家には洗濯機が2台あるのですが、洗濯機は洗面所と同じとても寒いところにあり、我が家では洗濯機の凍結はイコール洗面所の凍結、となります。
洗濯機の凍結は本体と水栓で起こるのですが、洗濯機は機械ですので無理に解凍することはできません。
洗濯機の凍結はとても厄介で、蛇口やホース・水道管など、水に関係している箇所全てが凍結の対象となり、中でも一番厄介なのが本体の底に貯まった水で、一度凍ったらなかなか解けてくれません。
こちらも無駄な労力を控えるために、1日目は解凍をあきらめました。
凍結2日目
この日も水抜栓を開けても水は出てきませんでしたが、ストーブにて洗濯機周りを温めつつ蛇口を開けっ放しにして、水栓の解凍を待っておりました。
すると夕方くらいに水が出てきたのですが、これまでとは逆に水が出てくるのはお水側だけ。
なぜ逆なの???
水が出てきても本体が凍結しているうちは使用することはできませんので、使用するために引き続き本体を温め続けましたが、この日は結局本体の解凍までは至りませんでした。
凍結3日目
本体を温め続けた結果、何とか1台が動くようになりました。
早速、前述の脱衣所の水浸しの拭き取りに使用したタオルを洗い始めたのですが、間もなく洗濯機からカラカラという音が聞こえてきました。
はじめはジッパーの類が洗濯槽にあたっている音だと思ったのですが、タオルにジッパーは付いていないはず。
???
不思議に思って洗濯を中断し蓋を開けた見たところ…、結構な数の氷が浮いておりました。
ふぁっ!?
なかなか解凍が進まなかったのは、この大量の氷が洗濯機の底に鎮座していたからのようです。
恐るべし、洗濯機。
洗面所の水栓
凍結1日目
今回に限らず、我が家の水回りで一番凍結解除に苦労するのが洗面所の水栓です。
洗濯機と共にストーブにて解凍を促すのですが、洗面所はとても寒い場所にありますのでなかなか解凍は進みません。
お風呂場の水栓と同様に水抜栓を開けても静かなもので、カランも凍結。
こちらも無駄な労力を控えるために、1日目は解凍をあきらめました。
凍結2日目
この日も水抜栓を開けても水は出てきませんでしたが、ストーブにて洗面所周りを温めつつ蛇口を開けっ放しにして、水栓の解凍を待っておりました。
すると、夕方くらいにコボッ!コボコボッ!と音がして勢いよく水が出てきたのですが、お風呂場の水栓と同じく水が出てくるのはお湯側だけ。
ここも!?
結局キッチンのお風呂場と同様に、この日は水側から水が出ることはありませんでした。
凍結3日目
前日に引き続きストーブにて温めてみるものも、相変わらず水が出てくる気配はありません。
キッチンとお風呂場の水が出るようになったので期待していたのですが、やはり一筋縄ではいかないようです。
もしかしたら水道管が破損したかもと憂いておったのですが、就寝前にもう一度蛇口を開けてみたところ、コボッ!コボコボッ!と待望の音が蛇口から聞こえてきました。
おーっ…おおお?????
きったなーい!!!!!
3日ぶりの水には錆のようなものが混じっておりましたが、しばらく流しっぱなしにしているといつも通りの透明な水に戻りました。
予想通り洗面所の水栓が一番最後の解凍となりましたが、凍結3日目の深夜に、無事に全ての水回りの解凍が終わりました。
今回の祭りは過去一番長かった…。
タオル
屋内であっても我が家の洗面所のように気温が低い場所に置かれているタオルは、少しでも濡れている場合はパリパリに凍ってしまいます。
こうなると使い物になりませんので、手拭き用のペーパータオルをかたわらに備えております。
ちなみに何の役に立つかは分かりませんが、ハハは長年の経験からタオルの凍り具合によっておおよその気温が分かるようです。
任せて♪
アベンヌ ウォーター
嘘みたいな本当の話、上記のタオルと同様に寒い寒い洗面所に置かれているアベンヌ ウォーターも凍ります。
正確には、アベンヌ ウォーターの噴出口周りが凍るようで、押すことができなくなります。
ボトルの中身が凍るわけではありませんので、温かい部屋に置いておけばそのうち使えるようになります。
初めてこの現象に出会った時は、まだ中身が大量に残っているのにもう壊れてしまったのかと思ったのですが、もしかしたらと、温かい部屋にてしばらく放置してみたところ、問題なく使用することができました。
こうなると、スプレー系は全部あやしいかも…。
花瓶の水
玄関とお仏壇に供えられているお花の水も、もれなく凍りました。
玄関とお仏壇がある座敷はどちらも寒い場所ですので、当然と言えば当然の結果なのですが。
というわけで、こうなってしまって以降は春まで造花頼みとなります。
まとめ
今回は「真冬の大凍結祭」についてご紹介しました。
1年に1度あるかないかとはいえ、あっちを気にかけこっちを気にかけの1日は大変疲れます。
天気予報を見るに、今後このような寒さに見舞われることはなさそうなのが、何よりの救いです。
【お湯側は出るのに水側が出ない】キッチン、お風呂場、洗面所
【水側は出るのにお湯側が出ない】洗濯機
上記のような現象が起こる理由は分かりませんが、使えれば問題なし!
と言いたいところですが、やはり気になる…。
なぜでしょう???