こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「カエル」についてのお話です。
我が家は田んぼに隣接しており、田んぼに水が入った代掻き以降、毎晩カエルの大合唱がBGMとなっております。
カエルの大合唱をBGMととるか騒音ととるかは人によるとは思いますが、田んぼに囲まれている田舎に暮らしている場合、一々そんな事は気にしていられないので、「今年もこの時期がやってきたな」くらいの感覚でおります。
最近の高気密・高断熱な住宅であれば防音性が高いため、カエルの鳴き声はそれほど気にならないかもしれませんが、我が家は古い家なので、毎日高音質の大合唱をBGMに夜が更けていきます。
カエルは基本的に日暮れと共に鳴き始めます。
深夜0時頃にはボルテージが最高潮となり、午前2時頃には落ち着き、明け方には鳴くのをやめるのがルーティンとなっております。
鳴くのはオスだけ
一部の種を除き、繁殖期に毎晩必死に鳴いているのはオスだけです。
オスのカエルの喉には鳴嚢(めいのう)という袋があり、それを膨らませて鳴いています。
夜毎繰り広げられる婚活パーティーにおいて、多くの生物と同様に、カエルもまたメスに気に入られるために必死に鳴き声をあげます。
他の人とずらして歌う「カエルの歌が、聞こえてくるよ♪」と同じように、実際のカエルも輪唱に似た鳴き方をします。
恋敵のカエルの声に重ねて鳴いてしまうと、自分の声をメスに認知してもらいにくくなるため、わざとずらして鳴き声を上げてアピールするようです。
どの種のオスも大変ですね…。
ちなみに、鳴き声につられてやってきたメスにオスは我先にと飛びつきますが、繁殖期のオスは動くものであれば片っ端から飛びつきますのでので、オス同士の抱擁もままあることのようです。
昼間のカエル
昼日中に鳴いてしまうと天敵に自分の存在をアピールすることになりますので、カエルが鳴くのは基本的に夜だけです。
天敵から身を守りつつ、婚活パーティーに向けて英気を養うためでしょうか、日中のカエルはとても大人しいものです。
スズランの葉っぱの上で体力を温存するカエル。
ラベンダーの枝の上で日光浴をして気分転換を図るカエル。
網戸の隙間にて今晩の作戦を立てるカエル。
同じカエルでしょうか、次の日も同じ場所に佇んでおりました。
前日の婚活の成果のほどは分かりませんが、ちょっと元気がありませんでした。
皆様のご武運をお祈りします。
まとめ
今回は「カエル」についてご紹介しました。
約1か月半続いていた飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎも、ここ数日でだいぶ静かになりました。
今年の婚活パーティーが間も無く終わりを迎えようとしているようです。
ちなみに、カエルは種類によって産卵の時期をずらしており、たくさんの種類のオタマジャクシが争わないようするにシステムをお持ちのようです。
すんごーい。