こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「春を告げる花」についてのお話です。
昨年もご紹介した春を告げる花ですが、今年は知人から頂いたお花と、時期を逃してしまい昨年はご紹介できなかったお花が、新たな顔ぶれとして登場しております。
雪が解けましたら、いつの間にやら皆様咲き揃っておりました。
ユキワリソウ
キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草・ユキワリソウ(雪割草)。
ユキワリソウは、他の花に先駆けて春一番に春の到来を告げてくれる山野草です。
昨年秋に知人から頂いたユキワリソウ草が、可憐なお花を咲かせてくれました。
温かい陽が差すと朗らかに花を開きますが、曇ったり気温の低い日には花を開きません。
キクザキイチゲ
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草・キクザキイチゲ(菊咲一華)。
キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)と呼ばれることもあります。
キクザキイチゲも陽が差すと花を開きますが、陽が落ちるとこの通り。
やさぐれているわけではありません。
キクザキイチゲはユキワリソウやフクジュソウと同じ、スプリング・エフェメラルと称されるお花の代表的なお花です。
スプリング・エフェメラルは、春先に花を咲かせ、夏まで葉をつけて光合成を行ったあと、地上部を枯らして地中で過ごす草花の総称で、春の妖精とも呼ばれております。
フクジュソウ
キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草・福寿草。
フクジュソウは暗然たる色の蕾の中に、鮮やかな黄色の花弁を隠し持っております。
どちらが本来の姿なんでしょうかね。
フクジュソウも、陽が当たらなくなると瞬く間に花を閉じてしまいます。
キンポウゲ科の特徴である深く切れ込んだ葉っぱは、キクザキイチゲと一緒ですね。
ヒマラヤユキノシタ
ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の多年草・ヒマラヤユキノシタ。
ヒマラヤユキノシタは、愛らしいピンク色のお花とは対照的に、肉厚でキャベツに似た大きな葉っぱを持っております。
ので、結構場所を取りますが、存在感がありますのでグランドカバーとして重宝されます。
スイセン
ヒガンバナ科スイセン属の多年草・ミニ水仙。
ミニ水仙の学名は「Narcissus cyclamineus cv. Tete a tete」というのですが、様々なカタカナ表記があり、テータテートやティタテイト、ティタティタやチタチタなどと呼ばれております。
紛らわしいので、誰かどれかに統一してください。
こちらのミニ水仙は、なぜか全員明後日の方向を見て咲いておりましたが、まあ、後ろ姿も可愛いので良しとします。
ヒガンバナ科スイセン属の多年草・ラッパスイセン。
副花冠(中央の筒状になっている部分)がラッパのように突き出して見えることが由来のラッパスイセン。
この副花冠がおちょぼ口のよう見える為、ラッパスイセンを目の前にすると自然と唇がすぼんでしまうのは、私だけでしょうか。
スイセン属にはたくさんの品種があり、スイセン属に含まれる植物を総称してスイセンと呼ばれております。
レンギョウ
モクセイ科レンギョウ属の落葉低木・レンギョウ(連翹)。
レンギョウは鮮やかな黄色いお花を携え、神々しい姿をしております。
春の柔らかな空に映える美しき黄色ではありますが、見続けると目がチカチカとしてきますので、ご注意を。
まとめ
今回は「春を告げる花」についてご紹介しました。
早春の花々も咲いたことだし、もう大丈夫だろうと、室内に避難していた鉢植えのミントをお外に出した翌日、まさかまさかの霜御一行様のおなーりー。
枯れた…かも。