こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「カンナの球根の掘り上げと保管」についてのお話です。
先日に引き続き、このブログは備忘録としての役割が大方を占めておりますので、昨秋のお話ではありますが、気合を入れて綴っていきたいと思います。
カンナとは?

カンナ科カンナ属の多年草・カンナ。
カンナの野生種は熱帯地方に50種以上あるのですが、現在園芸植物として利用されている品種の多くは様々な原種間での交配を繰り返しており、ハナカンナと呼ばれております。
楕円形の非常に大きい葉っぱには縞斑(しまふ)や銅葉などもあり、また、赤色や黄色といった色鮮やかな花には絞りや水玉模様などがある品種もあります。
つまり、とても派手で目立つお花です。
ハハが昨春園芸店にて園芸品種:トロピカル レッドとトロピカル イエローの苗(タイキ種苗のトロピカルシリーズ)を見つけて購入し地植えしたところ、あれよあれよという間に大きくなり、約2か月後には80cm程の高さにまで成長を遂げました。

約5か月間に渡って咲き続けるため、初夏から晩秋にかけて花壇の一角が常に賑やかな状態となりますので、周りの植物の種類によっては浮くこと間違いなし。
地植えする場合は、周りの植物とのバランス調整は必須です。
なお、トロピカル レッドは分枝がやや少ないのですが、トロピカル イエローはよく分枝します。

カンナの花は、花のように見える部分は雄しべが変異したもので、6本ある雄しべのうち1本だけが雄しべとしての機能を果たし、他の雄しべは花びらになったり退化してしまいます。
花姿がハッキリしないなと思っていたのですが、そうゆうことなのね。

カンナのお花は次々と咲くのですが寿命は短く、品種によっては1日で枯れ落ちてしまう場合もあり、そのままでは見苦しいため見つけ次第即撤去します。

全ての花が咲き終わった花茎には実ができます。

実は徐々に枯れ進んでいき……

枯れ終わる頃には中に種ができております。

種を採取する必要がない場合は、お花が咲き終わったら花茎を根元からハサミ等で切り取ります。
球根の掘り上げと保管
カンナは暖かい地方では多年草(宿根草)として育てることができますが、我が家のような寒冷地では越冬させることが難しいため、翌年も育てたい場合は球根を掘り上げて保管しておきます。
掘り上げ作業は、お花が咲き終わって葉っぱが枯れるようになった頃に行いました。
はじめに上部の葉っぱを全て取り除いて葉茎のみにしたのですが、球根の位置を把握しているならば、葉茎を地際で刈り取っても大丈夫だと思います。

次に球根があるであろう場所の周囲をぐるりと大きく掘るのですが、

掘りの幅が狭いと以下のように球根や根を傷つけてしまいますのでご注意ください。

掘り上げたら球根や根に付いている土を落として、

葉茎ごとに切り離したのち、球根を葉茎から切り取ります。

カンナの球根はチューリップやグラジオラスの球根のような表面を覆う「皮」がないため、乾燥にとても弱いです。
そのため我が家ではダンボールにビニール袋を敷いておがくずを入れ、その中に球根を保管することにしました。

なお、おがくずは乾燥防止のために霧吹きを使用して湿らせております。

あとは蓋を閉じて、春の植え付け時期まで冷暗所にて待機です。
まとめ
今回は「カンナの球根の掘り上げと保管」についてご紹介しました。
さて、そろそろカンナの球根を植え付けようと思っていたところ……

球根が真っ黒なんだけど!
ちょっとした危機が訪れております。