こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「栗」についてのお話です。
栗とは
ブナ科クリ属の落葉高木・栗。
秋の味覚の代表格でもある栗は、種子は食用に、材は枕木や建材に、樹皮やイガは染料に用いられるなど、縄文時代から現代に至るまで様々な用途で広く利用されてきました。
世界中に数多くの品種がある栗ですが、果樹として栽培されている栗は大きく分けて日本栗(和栗)、中国栗、西洋栗、アメリカ栗の4種類があります。
日本栗は野生の柴栗を品種改良したもので、種子が大きく風味が良いのが特徴です。
中国栗は甘栗(天津甘栗)の名で知られており、やや小型で種子はしまって割れにくいのが特徴です。
西洋栗は日本栗よりやや小さく種子はしまっていて、粘り気が少ないのが特徴です。
アメリカ栗は病害虫に弱いため、1904年にニューヨークから発生したクリ胴枯病で壊滅してしまい、危機に瀕しております。
アメリカ栗の壊滅を招いたのは日本から輸入した栗の木についていた菌が原因とのこと。
…やってしまったようです。
アメリカ栗の種子はとても甘く香りも優れているそうなので、一度で良いから食べてみたいと思ったのですが、果たして日本人の口に入る日は来るのでしょうか。
栗の木は初夏にたくさんの雄花と雌花を咲かせます。
穂になって咲いているクリーム色の花が雄花で、雄花の根元にイガの元になる雌花が咲きます。
雄花は、今年も昨年と同様に9月下旬には立派な笑栗(えみぐり)となりました。
笑栗とは熟して毬(いが)が開いている栗のことで、地上に落ちた栗の実は落栗(おちぐり)と言います。
毬が開かずに落ちた栗は、毬の両側を足で踏んで広げて、中の栗を取り出します。
我が家は栗の木に農薬を使用しておりませんので、栗の中に虫がいる場合があります。
虫食いの栗も熱湯に入れたり一晩水に浸け置くなどの処理をし、変色している部分を取り除けば食べることも可能ですが、味には当たり外れがあります。
なんとなく、キレイな状態の栗に比べて味が劣るような気がします、なんとなく。
今年は拾った栗の三分の一程が虫に食われておりましたが、味はそこまで悪くはありませんでした。
栗は拾っては食べ拾っては食べと消費はしているのですが、一度に食べられる数にも限度がありますので、この時期の我が家の冷蔵庫は栗まみれとなってしまいます。
収穫したらなるべく早く食べた方が良いのは分かっているのですが、栗ばかりも食べていられませんので、このよう状態となってしまいます。
ところで、栗拾いをしている時に草陰でモゾモゾしている物体を発見しました。
公園や庭などに広く生息し、尾が体の長さの半分以上にもなる日本固有のトカゲ、ニホンカナヘビです。
名前にヘビとありますが、トカゲです。
ヘビが大・大・大嫌いな私は見つけた瞬間に絶叫しそうになりましたが、手足があることが分わかった瞬間、絶叫は喉の奥底に引っ込んでいきました。
爬虫類が苦手な家族は同意してくれませんが、トカゲって可愛いと思うんですけどね…。
栗を使った料理
ゆで栗
一番簡単な栗の食べ方は、ゆで栗です。
栗とたっぷりの水を鍋に入れて30〜40分ほど茹でるだけで、しっとりとした美味しいゆで栗が出来上がります。
ちなみに、蒸した栗はほっくりとした仕上がりになります。
渋皮煮
とーっても美味しいのですが、とーっても手間がかかる渋皮煮。
今日も面倒だ!面倒だ!と言いながらも、栗の表面の繊維をホジホジと取り除く作業を黙々と行いました。
あの味を憶えてしまったからには、手を動かさずにはいられないのです。
栗とサツマイモのパイ
知人から頂いたサツマイモでペーストを作りましたので、栗のペーストを合わせて栗とサツマイモのパイを作りました。
トッピングは渋皮煮をふんだんに使用しました。
急遽実験がてらに作りましたので見てくれは少々不恰好ですが、味はとても満足のいくものでした。
が、甘い!とにかく甘い!
頂いたサツマイモがとっても甘い!
次回作る際はサツマイモの甘さを十分に考慮したいと思います。
まとめ
今回は「栗」についてご紹介しました。
先程ブランデー入りの渋皮煮を食べたのですが、ブランデーの香りが芳醇すぎてアルコールを飲んでいる気分になりました。
渋皮煮にブランデーを加えたハハにその事を伝えると…
結構ブランデーの香りがするよ!
香りがイマイチ感じられなくて、ちょっと足してみたの
ちょっと!?
そう、ちょっとよ♪
味見はしたの?
してないよ
味見してから足してよ…
ということで、渋皮煮にブランデーを加える場合は、味見をしながら足すことをおすすめ致します。
香りが物足りないと思っても、食べてみると結構アルコールを感じますので。