こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「栗の木」についてのお話です。




栗

ブナ科クリ属の落葉高木・栗(クリ)。
秋の味覚の代表格でもある栗は、種子は食用に、材は枕木や建材に、樹皮やイガは染料に用いられるなど、縄文時代から現代に至るまで様々な用途で広く利用されてきました。
世界中に数多くの品種がある栗ですが、果樹として栽培されている栗は大きく分けて日本栗(和栗)、中国栗、西洋栗、アメリカ栗の4種類があります。
日本栗は野生の柴栗を品種改良したもので、種子が大きく風味が良いのが特徴です。

栗の木の伐採

我が家には樹齢100年を越す栗の木があったのですが、今年の春に伐採しました。
なぜならばここ数年、上部の枝が折れては木の隣にある建物を傷つける事案が発生していたからです。

幹は丈夫だったのですが、樹幹には虫に食われている枝もあり、このような枝が台風や強風の影響で折れては隣の建物の屋根に落ちておりました。
これでは切るより仕方がありません。

我が家では樹齢は100年位だろうと思っていたのですが、伐採を依頼した業者さん曰く「もっといっている」とのこと。
年輪が綺麗に見えているため10年毎に印を付けながら数えていけば大体の樹齢が分かるようなので、来春にでもじーっくりと数えてみたいと思います。
実を狙ってクマがやって来る

伐採した時はあの美味しいクリを二度と食べられないかと思うと悲しくて悲しくて仕方がなかったのですが、今ではこれも運命だったのかなと思っております。
なぜかって?
実を狙ってクマがやって来るからです。

ご存知の方も多いと思いますが、私が住んでいる秋田県は今秋、これまでにない程のクマの出没&被害に見舞われております。
私が住んでいる地域でもここ数年、クマによる被害を免れようと栗や柿といった実のなる木々は伐採されることが増えたのですが、各家々の事情がありますので、クマに狙われる可能性のある木々の全てを今すぐに伐採できるとは限りません。

我が家のお隣さんの敷地内にある栗の木にもクマがやって来ているようで、枝が何本も折られておりました。
この栗の木の周囲には胡桃のような実のなる木々があるのですが、ご覧の通り枝がお互いに入り組んで絡まっておりますので、伐採は容易ではないでしょう。
何よりこの場所は、土でできている用水路沿いにあるために足場がとても悪く、木々を伐採するための重機を持ち込むのも大変だと思います。
クマに狙われる実のある木々は伐採すべし!と言うのは簡単ですが、簡単には伐採できない木々もたくさんあるのです。
以前は雑木林をのぞく度に「今日もリスが胡桃を抱えて元気に走り回っているなぁ」なんて呑気に思っていたものですが、今では「クマ、居ないよね!?」と怯える日々でございます。

これまでクマは自分が来た痕跡を残すようなことは稀だったのですが、ここ数年はハッキリと足跡を残して自分の存在を示すようになってきました。
人とクマとの境界線が確実になくなってきていることを実感する今日この頃です。
まとめ
今回は「栗の木」についてご紹介しました。
獲れたてのクリを食することはできなくなりましたが、昨年収穫したクリが冷凍庫に眠っておりますので、在りし日の栗との思い出と共に噛み締めたいと思います。
あの渋皮煮、もう一度食べたかったなぁ……。


