こんにちは、サシャ(@sashalog_com)です。
今回は「本荘ごてんまり」についてのお話です。
ひと月半程の前のお話になるのですが、本荘ごてんまりの展示会が開催されておりましたので、見に行ってきました。
本荘ごてんまりとは
本荘ごてんまりは、秋田県由利本荘市で生産されている、独特の刺繍を施した球体の三方に房をつけた手工芸品です。
ごてんまりは全国各地にありますが、この三方に房をつけるのは本荘ごてんまりだけの特徴です。
色彩豊かな模様と独特の伝統美が、装飾品や贈答品として高く評価されております。
この精密かつ艶やかな美しさを、一度は間近で見て頂ければと思っております。
本荘ごてんまりの作り方
本荘ごてんまりは上記画像にあるような材料によって作られます。
ビニール袋に適量のモミガラを入れ、しつけ糸で丸く巻いて球形の土台を作ります。白まりはティッシュペーパーで覆い、土台の紙が見えなくなるまで、しつけ糸で巻き締めます。
まりを地球に見立て、北極・南極・赤道の位置にまち針を打ちます。そして、花弁の枚数に応じて赤道を等分に割り、赤道(よこ)と経線(たて)に糸をかけます。
糸がたるまないように、順に花弁の模様を刺します。
最後に三方に房をつけて完成です。
詳しい作り方は由利本荘市観光協会のサイトをご覧ください。
また、本荘ごてんまりの制作を体験することができますので、詳しく知りたい方は由利本荘市観光振興課に問い合わせてみてください。
本荘ごてんまりの模様
本荘ごてんまりは古くから伝わる「菊」や「十字手裏剣」などが基本模様となっておりますが、現在では「花火」や「桜」などの和風模様から「バラ」や「クレマチス」などの洋花模様まで、様々な模様が制作されております。
展示会場には、以下のような三方に房の付いていないごてんまりも展示されておりました。
まとめ
今回は「本荘ごてんまり」についてご紹介しました。
先日ごてんまりについて調べていたところ、ごてんまりで作られたネット系メロンの画像に遭遇しました。
パッと見では本物か偽物かの判断がつけ難いほどの姿形にございます。
店頭で本物に混ぜて販売されていたら、騙されるかも…。